映画「孤独のグルメ」を観て、五郎さんが漂着した韓国の「ナンプンド」という島が気になった!
あの美しい海岸や研究施設、そして美味しそうな韓国料理が印象的でしたが、ナンプンドは実在しない架空の島だったんです。
でも実際のロケ地は日本国内の複数箇所で撮影されており、韓国での食事シーンは本物の韓国料理店で行われていました!
1. ナンプンドってどんな島として描かれた?
映画「劇映画 孤独のグルメ」で登場する南風島(ナンプンド)は、韓国領という設定の島として描かれています。
五郎さんがパリからの帰路でSUP(スタンドアップパドルボード)のトラブルにより漂着しました。
そこで食品研究をしている施設や美しい海岸が印象的でした。
島には志穂という日本人女性(内田有紀さん)がぽつんと住んでおり、五郎さんは島で採れる食材を使ってサバイバル鍋を作るシーンもありましたね。
韓国領の設定ながら、なぜか日本語が通じる不思議な環境として描かれていたのが特徴的です。
2. 実際のロケ地はどこで撮影された?
驚くことに、ナンプンドのロケ地は日本国内の複数箇所で撮影されています。
映画制作陣がしっかりと選んだロケ地は以下の通りです。
・海岸シーン:神奈川県三浦市「黒崎の鼻」
・農地シーン:葉山の私有農園(マイケル・キダ氏所有)
・その他:房総半島、伊豆、山梨など複数箇所
特に五郎さんが漂着した海岸のシーンは、三浦半島の「黒崎の鼻」という岬で撮影されました。
京急三崎口駅から徒歩25分ほどの場所にある実際のスポットで、映画と同じ美しい海岸線を楽しめるでしょう。
- 三浦市黒崎の鼻(海岸シーン)
- 葉山の私有農園(農地シーン)
- 長崎県五島市(物語の舞台の一つ)
3. 韓国での食事シーンは本物の店舗?
ナンプンド自体は架空の島ですが、韓国での食事シーンは実際に韓国で撮影されています。
五郎さんが韓国料理をがっつり堪能する場面では、本格的な韓国料理店が登場しました。
松重豊さん自身が監督・脚本を務めたこの映画では、リアリティにこだわった撮影が行われたそうです。
ミッパンチャン(常備菜)やその他の韓国家庭料理が、まるでドラマシリーズと同じような丁寧さで描かれていたのが印象的でしたね。
4. なぜ架空の島という設定にした?
映画では、五郎さんがパリから韓国へ、そして長崎、東京へと移動する壮大なスケールの物語が展開されます。
架空の島「ナンプンド」を設定することで、現実離れした冒険感を演出しつつ、複数のロケ地を効果的に組み合わせることができたのでしょう。
実際、長崎県五島市では「みかんや食堂」での撮影も行われており、映画全体を通して実在する魅力的な場所が数多く登場しています。
フランスのパリでもエッフェル塔をバックにした撮影が敢行されたそうですから、制作陣の本気度が伝わってきますね。
架空の島だからこそ生まれた映画の魅力
ナンプンドは実在しない架空の島でしたが、そのおかげで現実とファンタジーが混在する独特な世界観が生まれました。
日本国内の美しいロケ地と韓国の本格グルメが組み合わさって、観る人の想像力をかき立てる素晴らしい作品になっています。
五郎さんの冒険を通じて、実際に訪れることができるロケ地巡りも楽しめそうです。
三浦半島の海岸や長崎県五島市など、映画で見た場所を実際に体験できるのも魅力的。
ただし、情報は変更される可能性もあるので、訪問前には最新の状況を確認することをおすすめします!