冨樫義博先生の年収は尾田栄一郎先生とどのくらい違う?発行部数で何倍?1巻10万部の漫画家とくらべると?

冨樫義博先生の年収は尾田栄一郎先生とどのくらい違う?発行部数で何倍?1巻10万部の漫画家とくらべると?

『HUNTER×HUNTER』の休載がどれだけ長くても、冨樫義博先生のお金の心配は、まったくしていません!

昔の作品の印税が、今もたくさん入り続けているのは分かっています。そのうえで、尊敬する大先生の年収を、ただの下世話な興味で知りたくなりました。

年収そのものは公表されていません。でも発行部数から計算すると、冨樫先生の1巻あたりの部数は、1巻10万部の漫画家の約26倍!尾田栄一郎先生は約40倍でした。

じゃあ、1年あたりのお金にすると、どのくらい? アニメやグッズのお金は、どのくらい足される?

冨樫義博先生の年収は、公表されている?

冨樫先生も尾田先生も、年収は公表されていない

年収や印税の額は、ニュースやインタビューを探しても見つからず(2026年11月の時点)。公表されているのは発行部数まで

やっぱり、公表はされていません。インタビューでぽろっと言う人もいそうですが、冨樫先生がそんなプライベートな話のインタビューを受けたことは、おそらく無いはず。当たり前といえば当たり前です。

長者番付は、2005年の発表が最後

高い税金を払った人の名前と納税額を、国が公表していた制度。1947年から続き、2005年(2004年分)の発表が最後(マネーポストWEB・幻冬舎ゴールドオンライン)

そもそも昔の長者番付が、今の感覚だとめちゃくちゃ不思議。お金のことはめちゃくちゃプライバシーなのに、国が名前と一緒に出していたなんて。会社ならわかるけど、今ならありえないと思ってしまいます。

長者番付は1947年から続き2005年の発表が最後、冨樫先生の年収は2026年の今も非公表という年表

その番付の「文化人」の部門で、1990年代の前半に冨樫先生の名前が上位にあった、という記事も見かけます。すごい!まだ『HUNTER×HUNTER』の連載前なので、幽白の時かな?

幽☆遊☆白書の連載は、1990年から1994年

「週刊少年ジャンプ」で、1990年から1994年にかけて連載(電ファミニコゲーマー)

思ったとおり、ちょうど幽白の連載のまっただ中の話でした。番付がなくなった今は、本人が話さないかぎり、年収は誰にも分かりません。だから手がかりは、公表されている発行部数だけです。

発行部数で、尾田栄一郎先生とどのくらい差がある?

HUNTER×HUNTERは、シリーズ累計1億部を突破

39巻が出た2026年7月3日の時点で、デジタル版を含めたシリーズ累計が1億部を突破(ORICON NEWS・電ファミニコゲーマー)

1億という数字は、何度見てもとんでもない!『幽☆遊☆白書』も全19巻で累計5,000万部(時事通信)なので、2作で1億5,000万部です。

1巻あたり、どちらも250万部くらいかな?と思って計算すると、『HUNTER×HUNTER』は約256万部、『幽☆遊☆白書』は約263万部。どちらも1巻250万部をこえていて、すごいです。

冨樫義博先生の2作の発行部数:HUNTER×HUNTERは39巻で1億部、幽☆遊☆白書は全19巻で5,000万部、1巻あたりはどちらも250万部以上

というわけで、冨樫先生の2作で1億5,000万部。では、尾田栄一郎先生の『ONE PIECE』は?

ONE PIECEは、全世界で累計6億部を突破

国内で4億5,000万部以上、海外で1億5,000万部以上。2026年3月4日の114巻の発売に合わせた発表(ファミ通・電ファミニコゲーマー)

6億、すごい、すごすぎる!今も4か月ごとに新刊が出ていて(電撃オンライン)、さすが尾田先生、ハードワーカーです。国内だけでも、冨樫先生の2作の3倍(『HUNTER×HUNTER』の1億部に海外の分が入るかは、発表に書かれていませんでした)。

そういえば、この2作の話になるといつも思い出すのが、連載の始まり。たしか同じ年の1996年か1997年に、同じ雑誌からスタートしていたような・・・。

ONE PIECEは1997年、HUNTER×HUNTERは1998年に連載開始

どちらも「週刊少年ジャンプ」から。『ONE PIECE』は1997年7月22日発売の34号から(ファミ通・電ファミニコゲーマー)

同じ年ではなく、1年ちがいでした。それでも、ほぼ同じ時期に同じ雑誌から始まった2作。そして2026年7月3日には、『ONE PIECE』115巻と『HUNTER×HUNTER』39巻が同じ日に発売されています(電撃オンライン)。

ONE PIECEは1997年、HUNTER×HUNTERは1998年に連載開始、2026年7月に115巻と39巻が同じ日に発売された年表

同じ日に並んだ新刊が、115巻と39巻。巻数はほぼ3倍で、これはこれで面白い話です。しかも1巻あたりの部数は、尾田先生が国内だけで約395万部。冨樫先生の約256万部の約1.5倍です。大きな差をつけているのは、1巻の売れ方より、巻数の積み重ねのほうでした。

1冊の取り分が同じなら、1年でいくらになる?

115巻も39巻も、1冊572円

同じ日に出た『ONE PIECE』115巻と『HUNTER×HUNTER』39巻は、定価も同じ572円(税込)。税ぬき520円の1割なら、1冊の印税はどちらも約52円(電撃オンライン)

1冊の目安は、今も昔も1割。取り分が同じなら、差は部数だけです。わたしの計算では、1巻400円だとしても1冊40円。6億部なら・・・印税だけで240億円? 今は1冊500円くらいするので、最低でも240億円です。

計算は合っていました。ただ、6億部のうち1億5,000万部以上は海外の本で、値段も取り分もちがうはず。国内の4億5,000万部だけを1冊40〜52円で計算すると、180億〜234億円。冨樫先生の2作は同じ計算で60億〜70億円台なので、累計で、ざっと3倍です。

HUNTER×HUNTERは、約4年で1,600万部ふえた

累計は、2022年7月の時点で8,400万部。2026年7月に1億部(どちらもデジタル版を含む)(電ファミニコゲーマー・ORICON NEWS)

1年あたり約400万部。1冊40〜52円で計算すると、1年で1.6億〜2.1億円くらいです。昔の作品の分が入り続けているのは分かっていましたが、数字にするとこのくらい。

HUNTER×HUNTERの累計は2022年7月の8,400万部から2026年7月に1億部、1年あたりの印税の目安は1.6億〜2.1億円という表

どれも公表の部数からの目安で、実際の額ではありません。ただ、休載が多くても1年あたり400万部ずつ積み上がっていくと思うと、どちらにしても、すごい世界です。

1巻10万部の漫画家とくらべると?

1巻10万部で、印税は600万円くらい

『海猿』『ブラックジャックによろしく』の佐藤秀峰さんは、10年以上前のインタビューで、『特攻の島』は1巻10万部くらいで印税が600万円くらい、年に2冊出るので1,200万〜1,300万円と話していた(ウレぴあ総研)

1巻10万部でも、1年で1,000万円をこえる印税。10万部の漫画家さんも、じゅうぶん売れっ子だと思います。その10万部を物差しにすると、冨樫先生の1巻あたり約256万部は約26倍。尾田先生は、国内だけの約395万部で約40倍です。

冨樫先生の1巻あたりの部数は、1巻10万部の約26倍

1年あたりでくらべても、佐藤さんの1,200万〜1,300万円に対して、冨樫先生の目安は1.6億〜2.1億円。ざっくり10倍をこえています。じゅうぶん売れっ子の10万部で測っても、26倍。物差しのほうが追いつきません。

アニメやグッズのお金は、どのくらい足される?

部数の印税のほかに、グッズやアニメ化のお金もあるはず。ある程度の目安だけでも知りたいところです。

ドラマ1クールの原作使用料は、200万円くらい

佐藤秀峰さんは同じインタビューで、テレビの原作使用料は1クール(3か月)のドラマで200万円くらい、ほかの原作者もだいたい100万〜200万円くらい、映画も200万円ちょっとで、3作目からは10倍以上に上がったと話していた(ウレぴあ総研)

原作使用料って、こんなに安いの? この安さは、たびたび話題になっている気がします。

ドラマ1クールの原作使用料は200万円くらい(佐藤秀峰さんの話)

思い出したのが、『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさん。たしか同じようなことを話して、話題になっていたような・・・。

映画の興行収入は58億円、原作使用料は100万円

ヤマザキマリさんは2013年2月のテレビ番組で、映画『テルマエ・ロマエ』の興行収入が58億円だったのに、原作使用料は100万円だったと話した(J-CASTニュース)

やっぱり。58億円に対して100万円。これは正直、納得できません。描いた作家さんだって、おかしいと思うはずです。単行本のおまけのページで、似た話をしていた漫画家さんもいた気がするのですが、そこまでは確かめられませんでした。

使用料より大きいのは、重版とグッズ

映像化では、使用料そのものより、話題になって単行本が重版(刷り増し)される印税のほうが大きいとされる。グッズのロイヤリティ(売れた分の取り分)も大きな収入源(Koubo)

冨樫先生のアニメやグッズの額は、公表されていませんでした。それでも目安にすると、使用料そのものは数百万円の世界で、大きいのはアニメで本が売れる分とグッズ。アニメのお金も、めぐりめぐって単行本に返ってくるみたいです。

まとめ

冨樫先生の年収は、公表されていません(2026年11月の時点)。それでも公表の部数から計算すると、1巻あたりは1巻10万部の漫画家の約26倍、1年あたりの印税の目安は1.6億〜2.1億円。漫画家の中でもトップクラスだろう、という予想どおりでした。

尾田先生とは、累計でざっと3倍、1巻あたりなら約1.5倍。ほぼ同じ時期に同じ雑誌から始まって、同じ日に同じ572円の新刊が出た2人なのに、差をいちばん広げていたのは巻数でした。話のネタにするなら「1冊の取り分は同じ52円、差は巻数」のひとことが、いちばん伝わりそうです。