iPhoneを充電する時、ケーブルを差すのが面倒だなって思うことありませんか?
ワイヤレス充電は便利だけど、普通のQi充電器とMagSafeって何が違うんでしょうか。
充電速度や使いやすさ、価格まで、気になるポイントをまるっと調べてみました!
基本的な仕組みの違い
まず、基本的な違いから見ていきましょう。
普通のワイヤレス充電(Qi)は、充電器の上にiPhoneを置くだけで充電できる仕組みです。
電磁誘導という技術を使って、ケーブルなしで電気を送っています。
一方でMagSafeは、iPhone 12から登場した新しいワイヤレス充電システムです。
iPhoneの背面に磁石が内蔵されていて、充電器とピタッとくっつく仕組みになっています。
💡 どちらも置くだけで充電できるのは同じですが、MagSafeの方がより進化した技術なんです。
充電速度の大きな差
充電速度については、けっこう大きな差があります。
普通のQi充電器でiPhoneを充電する場合
・最大出力:7.5W
・iPhone 12で70%から100%まで:約164分
MagSafe充電器の場合
・最大出力:15W
・iPhone 12で70%から100%まで:約107分
MagSafeはQi充電の約2倍の速度で充電できるんです!
ちなみに有線のケーブル充電なら、同じ条件で約74分で完了します。
ワイヤレスの中では、MagSafeがダントツで速いですね。
位置ズレの悩みを解決
普通のワイヤレス充電で一番困るのが、位置がズレてしまうことです。
朝起きたら「あれ、充電できてない…」なんて経験、ありませんか?
Qi充電器は、スマホのコイルと充電器のコイルが正確に重ならないと、うまく充電されないんです。
でもMagSafeなら、この問題が一気に解決します。
磁石の力で自動的に正しい位置にピタッと固定されるから、位置ズレの心配がありません。
🎯 充電しながらスマホを操作しても、磁力でしっかりくっついているので安心です。
対応機種と価格の違い
対応機種については、それぞれ特徴があります。
📌 Qi充電の対応機種
・iPhone 8以降のすべてのiPhone
・Android端末の多く
・ワイヤレス充電対応のイヤホンなど
📌 MagSafe充電の対応機種
・iPhone 12以降のみ
・iPhone SE(第3世代)
価格面では、けっこう差があります。
・Qi充電器:約2,000円~
・MagSafe充電器:約4,000円~(Apple純正は約6,000円)
MagSafeの方が新しい技術なので、どうしても価格は高めになっています。
専用アクセサリーの豊富さ
MagSafeの大きな魅力のひとつが、専用アクセサリーの豊富さです。
✅ MagSafe対応アクセサリーの例
・ウォレット(カードケース)
・スマホリング
・車載ホルダー
・モバイルバッテリー
・スタンド型充電器
これらのアクセサリーは、磁石でワンタッチで取り付け・取り外しができます。
接着剤やクリップを使わないので、スマホを傷つける心配もありません。
普通のQi充電器にも色々な形があります。
パッドタイプ、スタンドタイプ、車載タイプなど選択肢は多いですが、着脱の便利さではMagSafeに軍配が上がりますね。
新規格Qi2の登場で状況が変化
実は2024年から、新しいワイヤレス充電規格「Qi2」が登場しています。
🔍 Qi2の特徴
・MagSafeと同じように磁石で位置合わせ
・最大15Wの高速充電
・MagSafeより安価(約4,000円程度)
・iPhone 13以降で15W充電対応
Qi2は、MagSafeの良いところを取り入れつつ、より手頃な価格で提供される規格です。
iPhone 13以降なら、Qi2充電器でもMagSafeと同じ15W充電ができるんです。
どちらを選ぶべきか
結局どちらを選べばいいのでしょうか。
🎯 Qi充電がおすすめの人
・iPhone 8〜11を使っている
・とにかく安く済ませたい
・充電速度にそこまでこだわらない
・様々なデバイスで使いたい
🎯 MagSafeがおすすめの人
・iPhone 12以降を使っている
・充電速度を重視する
・専用アクセサリーを楽しみたい
・位置ズレのストレスをなくしたい
🎯 Qi2がおすすめの人
・iPhone 13以降を使っている
・MagSafeの機能が欲しいけど価格を抑えたい
・コストパフォーマンスを重視する
充電効率については、どのワイヤレス充電も有線より劣ります。
ワイヤレス充電の効率は約63%程度なので、急いでいる時は有線充電の方が確実です。
自分に合った充電方法を見つけよう
ワイヤレス充電とMagSafeの違い、けっこう奥が深いですよね。
充電速度、使いやすさ、価格、どれを優先するかで選択肢が変わってきます。
新しいQi2という選択肢も加わって、ますます選ぶ楽しみが増えました。
毎日使うものだからこそ、自分のライフスタイルに合った充電方法を見つけてくださいね!