末尾にMやLなどアルファベットがあるナンバープレートの正体

最近街中で「30A」や「58L」みたいなアルファベット入りのナンバープレートを見かけることが増えてきました!

普通のナンバープレートとは違って、なんだか特別な車のように見えますよね?

実はこれ、2018年から始まった新しいナンバープレートの仕組みなんです!

今回はこのアルファベット入りナンバープレートの正体について調べてみました!

アルファベット入りナンバープレートって何?

アルファベット入りナンバープレートは、2018年1月から導入された新しいタイプのナンバープレートです。

通常のナンバープレートは「品川 330 あ 1234」のような形になっていますが、新しいタイプでは「品川 30A あ 1234」というように、分類番号の部分にアルファベットが含まれています。

📌 **アルファベットが使われる場所**

ナンバープレートの中で、アルファベットが使用されるのは分類番号の下2桁の部分です。

「330」の部分が「30A」「3C7」「5FH」といった形に変わります。

💡 **使用されるアルファベットは限定的**

A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10種類のアルファベットが使われています。

B、I、Oなどは数字の8、1、0と見間違えやすいため、意図的に除外されています。

なぜアルファベットが導入されたの?

アルファベット入りナンバープレートが登場した理由は、希望ナンバー制度によって人気の番号が使い果たされてしまったからです。

希望ナンバー制度では、お金を払えば好きな4桁の番号を選ぶことができます。

そのため「1111」「7777」「8888」といった人気の番号に申し込みが集中してしまいました。

✅ **ナンバープレートは使い回しできない**

一度使われたナンバープレートは、その車が廃車になっても同じ組み合わせを別の車に使うことはできません。

これが人気番号の払底問題を深刻化させていました。

📌 **解決策としてのアルファベット導入**

分類番号にアルファベットを入れることで、ナンバープレートの組み合わせ数が大幅に増加しました。

これにより、人気の希望ナンバーも引き続き取得できるようになったんです。

アルファベット入りナンバーのルールは?

アルファベット入りナンバープレートには、明確なルールが設定されています。

🔧 **付与される順序**

アルファベットは以下の順序で使われます。

1. まず3桁目のみがアルファベット(30A〜30Y、31A〜31Y…)
2. 次に2桁目がアルファベット、3桁目が数字(3A0〜3Y9)
3. 最後に2桁目・3桁目ともアルファベット(3AA〜3YY)

💡 **希望では選べない**

アルファベットの部分は自分で選ぶことができません

運輸支局が順番に付与していく仕組みになっています。

📌 **軽自動車は少し違うルール**

軽自動車の場合は、2桁目にP、X、Yの3文字、3桁目に10種類すべてのアルファベットが使われます。

ただし、軽自動車はまだ数字の番号に余裕があるため、アルファベット入りナンバーはそれほど多く見かけません。

アルファベット入りナンバーは特別じゃない

アルファベット入りナンバープレートを見ると、なんだか特別な車のように感じるかもしれません。

でも実際は、単純に人気番号が使い果たされた結果として自動的に付与されるナンバーなんです。

特別な手続きや追加料金が必要なわけでもありません。

希望ナンバーを申し込んだ時に、たまたまその番号が払底していたらアルファベット入りになる、というだけの話です。

今後も希望ナンバーの人気は続くと思われるので、アルファベット入りナンバープレートはどんどん増えていくでしょうね!