ちいかわがメルカリ越境取引で2位獲得!ワンピースやドラゴンボールを抜いた理由

メルカリの海外取引でちいかわがワンピースやドラゴンボールを抜いて2位!?

この驚きの結果を見て「なんで急にちいかわが?」って思った人、きっと多いはず。

実はSNSの力と世界同時配信という現代ならではの理由があったんです。

長年愛され続けてきた超有名作品を上回る人気の秘密、調べてみました!

ちいかわが海外取引2位になったのは本当?

フリマアプリのメルカリが発表した「越境取引2024年上半期トレンド」で、ちいかわが海外で人気の日本のアニメ・キャラクターランキング2位を獲得しました。

1位はポケモン、3位はワンピース、4位はドラゴンボール、5位は呪術廻戦という結果です。

2020年から連載が始まったばかりのちいかわが、長年世界中で愛されてきたワンピースやドラゴンボールを上回るなんて、正直びっくりですよね。

メルカリの越境取引は約120の国と地域で利用され、累計取引件数は1700万件を突破している規模の大きなデータなので、この結果はかなり信頼できると思います。

特に台湾では、2025年1月に開催されたちいかわイベントに延べ320万人が来場するほどの人気ぶり。

検索ワードランキングでも「吉伊卡哇(ちいかわ)」が1位を獲得しているんです。

SNSが生み出した世界同時人気の秘密とは?

ちいかわが海外で急激に人気を集めた最大の理由は、SNSや動画配信サービスによって日本国内と同時に世界でちいかわが楽しめる環境が整っていたことです。

従来のアニメは日本で放送されてから海外展開まで時間がかかることが多かったのですが、ちいかわは違いました。

TwitterなどのSNSで生まれたキャラクターなので、言語の壁を越えて世界中のユーザーがリアルタイムでちいかわの世界に触れることができたんです。

かわいらしいイラストと独特の世界観は、言葉がわからなくても伝わる魅力がありますよね。

動画配信サービスの普及も大きな要因になっています。

コロナ禍を経て世界的に動画配信が普及したことで、海外の人たちも日本のコンテンツにアクセスしやすくなった環境変化が、ちいかわの世界展開を後押ししたと考えられています。

海外の推し活ブームがちいかわ人気を加速させた?

メルカリの越境取引では、エンタメ・ホビー関連商品が取引件数の4割以上を占めており、推し活を通じた消費行動が活発になっているんです。

海外でも推し活文化が浸透していて、特にカプセルトイやくじでしか手に入らないアニメ・キャラクターグッズの取引が盛んなんです。

海外取引で人気の商品カテゴリーを見てみると、こんな感じです。

1. ポケモンカードゲーム
2. フィギュア(コミック・アニメ)
3. ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ
4. バッグ(レディース)
5. CD(K-POP・アジア)

ちいかわのグッズは特に「ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ」カテゴリーで人気が高く、日本限定のアイテムを求める海外ファンの需要にマッチしたようです。

一番くじやサンリオとのコラボ商品なども、海外では手に入りにくいレアアイテムとして高い人気を集めています。

ちいかわが老舗アニメを上回る理由は時代の変化?

ワンピースやドラゴンボールといった老舗アニメを上回った背景には、グッズ展開のスピード感とSNSとの親和性があります。

ちいかわは国内外で積極的なグッズ展開を行っており、新しいアイテムが次々と登場することで、ファンの購買意欲を刺激し続けています。

また、SNS発のキャラクターという特性上、ハッシュタグやシェア機能を通じて自然に世界拡散されやすいのも大きなポイント。

従来のアニメが放送局や配給会社を通じた一方向的な配信だったのに対し、ちいかわはファン同士が情報を共有し合うことで人気が広がっていく仕組みになっています。

海外のちいかわファンからは「商品画像や説明文よりも実物のコンディションがよい」「本物で、クオリティが高い」といった日本製品への信頼の声も聞かれます。

この品質への信頼が、リピート購入につながっているようですね。

ちいかわ現象から見える新時代のキャラクター戦略

ちいかわがメルカリ海外取引で2位を獲得した現象は、現代のコンテンツ業界における大きな変化を示していると思います。

SNSの力と世界同時配信環境、そして推し活文化の国際的な広がりが組み合わさることで、新しいキャラクターでも短期間で世界的な人気を獲得できる時代になったんですね。

従来の「日本で人気になってから海外展開」という流れから、「世界同時に人気が拡散」という新しいパターンが生まれているのかもしれません。

ちいかわの成功は、これからのキャラクタービジネスにとって重要なヒントになりそうです。