ハンターハンターのアニメが放送されるたびに、ファンなら一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
作者の冨樫義博先生は、アニメ化によって一体どのくらいの収入を得ているのか。
実は、アニメ化による収入は想像以上に複雑な仕組みになっているんです!
原稿料や単行本の印税だけでなく、アニメ化による権利収入も大きな収入源となっています。
今回は、ハンターハンターのアニメ化で作者がもらう収入について詳しく調べてみました!
ハンターハンターのアニメ化で作者はどのくらいもらえるの?
ハンターハンターがアニメ化されると、冨樫義博先生には「原作使用料」という形で収入が入ってきます。
これは、原作漫画をアニメとして使用する権利に対する対価として支払われるものなんです。
一般的に、アニメが1話放送されるごとに、原作者には10万円から15万円程度の原作使用料が支払われるといわれています。
ハンターハンターの場合、1999年版のアニメは全62話、2011年版は全148話でした。
つまり、アニメ放送だけでも合計210話分の原作使用料を受け取っていることになります。
1. 1999年版 62話 × 10~15万円 ≒ 620万円~930万円
2. 2011年版 148話 × 10~15万円 ≒ 1480万円~2220万円
3. 合計 約2100万円~3150万円
ただし、これはあくまで基本的な原作使用料の話です。
実際には、作品の人気度や契約内容によって金額は大きく変わってくるため、ハンターハンターのような人気作品なら、さらに高額な契約になっている可能性が高いでしょう。
アニメ以外にも収入源があるって本当?
アニメ化による収入は、放送時の原作使用料だけではありません。
実は、アニメに関連するさまざまなビジネスから収益が生まれているんです。
まず、アニメのDVDやブルーレイの売上からも収益が入ってきます。
また、ゲーム化された場合には、ゲームが1本売れるごとに売り上げの約3%が原作者に支払われるといわれています。
さらに、映画化された際の興行収入からも一定の割合が還元されるのです。
・DVDやブルーレイの売上からの収益分配
・ゲーム化による売上の3%
・映画化による興行収入の一部
・グッズ販売による権利収入
・海外配信による収益分配
ハンターハンターの場合、2013年に劇場版「緋色の幻影」が公開され、興行収入は12.1億円を記録しました。
この興行収入からも、原作者である冨樫先生に一定の割合が支払われているはずです。
冨樫義博先生の年収はどのくらい?
こうしたアニメ化による収入も含めて、冨樫義博先生の現在の推定年収は3億円から4億円とされています。
これは、ハンターハンターと幽遊白書という2つの大ヒット作品を持つ冨樫先生ならではの金額といえるでしょう。
特に注目すべきは、冨樫先生の全盛期の年収です。
幽遊白書がアニメ化されて人気を博していた1993年には、年間4億円近い納税をしていた記録があります。
これは年収にすると10億円以上に相当する金額です。
・現在の推定年収 3億円~4億円
・全盛期の年収 10億円以上(1993年)
・主な収入源 原稿料、単行本印税、権利収入
・累計印税収入 約67億円(2作品合計)
ハンターハンターだけでも累計発行部数は8400万部を突破しており、単行本の印税だけでも相当な金額になっています。
アニメ化による権利収入は、こうした基本収入にプラスされる形で冨樫先生の収入を支えているというわけです。
アニメ化の影響は想像以上に大きかった
調べてみると、ハンターハンターのアニメ化による作者の収入は、想像していたよりもずっと複雑で大きな金額になっていることが分かりました。
アニメ放送による直接的な原作使用料はもちろん、関連商品や映画化、ゲーム化など、アニメ化をきっかけとしたさまざまなビジネス展開から収益が生まれているんですね。
冨樫先生の年収3億円から4億円という金額も、こうした多角的な収入源があってこそ実現できているのでしょう。
アニメを見るときは、作品の面白さだけでなく、こうした経済的な側面も少し思い浮かべてみると、また違った楽しみ方ができそうです!