ディズニーとハリーポッターの組み合わせって、考えただけでもワクワクしますよね!
でも実際には、この夢のコラボレーションは実現しませんでした。
その背景には、作者のJ.K.ローリング氏との交渉がうまくいかなかったという経緯があります。
一体何があったのか、気になって調べてみました!
1. ディズニーはホントにハリーポッターエリアを計画していた?
ハリーポッターの映画が大ヒットした2000年代初頭、実はディズニーもハリーポッターのテーマパーク展開に関心を示していました。
当時のディズニーは、自社のキャラクターだけでなく、外部の人気コンテンツも積極的に取り入れようとしていた時期でした。
それだけに、ハリーポッターは魅力的なコンテンツだったんです。
ハリーポッターほどの世界的な人気作品なら、確実に集客が見込めるはず。
ディズニーパークの魅力をさらに高める絶好の機会でした!
しかし、結果的にこの計画は実現しませんでした。
ディズニー側の当初のアイデアは、マジックキングダムのファンタジーランド内にハリーポッターエリアを作るというものでした。
そのエリアには2つのアトラクションを設ける予定だったとされています。
2. ディズニーの提案はどんな内容だった?
ディズニーが提案したハリーポッターエリアの内容は、かなり限定的なものだったようです。
具体的には以下のような構想でした。
・バズ・ライトイヤーのアストロブラスターに似たムーバーライド
・杖を使ってターゲットを倒すアトラクション
・アニマトロニクスを用いた魔法動物と触れ合える動物園風アトラクション
・屋外のクイックサービス形式のレストラン
この提案を見ると、たしかにディズニーらしい発想ではありますが、ハリーポッターファンが期待するような本格的な魔法世界の再現とはちょっと違う感じですね。
既存のディズニーアトラクションのアレンジという印象が強い内容でした。
3. ローリング氏はなぜ満足しなかった?
J.K.ローリング氏がディズニーの提案に満足しなかったのも理解できます。
ローリング氏が求めていたのは、映画の世界、特にホグワーツ城やホグズミード村を忠実に再現することでした。
でもディズニーのアイデアは、ローリング氏が望むような本格的な魔法世界の再現からはかけ離れていたんです。
ディズニーはマジックキングダムの限られたスペースを考慮しつつ、ローリング氏の要求に応えようと努力しました。
でも、映画の世界観の完全再現という点で合意に至らなかったというのが現状のようです。
コンセプト全体を何度か作り直したものの、ローリング氏によってどれも承認されませんでした。そして2004年の秋、4度目のコンセプト変更を提示したところで、ついに交渉が成立しなくなったとされています
4. その後のハリーポッターエリアはどうなった?
ディズニーとの交渉が成立しなかった後、ハリーポッターのテーマパーク展開権はユニバーサル・スタジオが獲得しました。
2010年にはオーランドでオープンし、その後世界各地のユニバーサル・スタジオでハリーポッターエリアが展開されています。
日本でも2014年にUSJで「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」がオープンしました。
投資総額は約450億円という大規模なプロジェクトです。
ホグワーツ城やホグズミード村が忠実に再現されています。
ユニバーサル・スタジオの成功を見ると、ローリング氏の判断は正しかったのかもしれませんね。
5. ディズニーは諦めなかった?
実は、オーランドのハリーポッターエリアの成功を見て、ディズニーも再度ハリーポッター誘致に動いたという話があります。
数百億円を投じて東京やパリのディズニーパークへの誘致を考えたそうです。
ワーナー・ブラザーズに対して「ぜひ東京やパリに譲ってほしい」と交渉を始めたものの、この交渉もうまくいきませんでした。
計画は途中で終了してしまったんです。
結局、ハリーポッターという超人気コンテンツは、ディズニーの手から完全に離れてしまったということになります。
ディズニーとハリーポッターの交渉不成立はホントだった
調べてみた結果、ディズニーがハリーポッターエリアを計画していたのはホントでした!
そして作者のJ.K.ローリング氏との交渉が成立しなかったのも事実のようです。
ディズニーの提案が映画の世界観を忠実に再現するローリング氏の要求を満たせなかったことが主な原因だったんですね。
もしディズニーがローリング氏の要求に応えていたら、今頃はディズニーパークでハリーポッターの世界を楽しめていたかもしれません。
でも結果的に、ユニバーサル・スタジオが素晴らしいハリーポッターエリアを作り上げてくれました。
ファンとしては満足できる結果になったと思います!