母の日と父の日の起源はいつから?日本生まれのイベントじゃないって知ってた?

毎年5月と6月がやってくると、「あ、母の日と父の日の準備しなきゃ!」って慌てませんか?

でも、この2つのイベントがいつから始まったのか、詳しく知っている人は意外と少ないんです!

実は母の日も父の日も、日本で生まれた行事ではないんです。

そこで今回は、母の日と父の日の起源について詳しく調べてみました!

母の日の起源は100年以上前のアメリカにあった

母の日の始まりは、今から100年以上も前の1907年のアメリカまでさかのぼります。

アメリカのアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母を追悼する会を開いたのがきっかけでした[3][6]。

アンナの母親は、とても立派な女性だったそうです。

牧師の夫を早くに亡くし、8人の子供を失いながらも、残った2人の娘を女手一つで育て上げました[6]。

さらに、病気や貧しい人のための募金活動、食品検査、公衆衛生活動にも取り組んでいたんです[6]。

💡母の日にカーネーションを贈る習慣の由来

アンナが追悼式の祭壇に、母親が生前好きだった白いカーネーションを飾ったことから、母の日にカーネーションを贈る習慣が生まれました[6]。

母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを贈るという決まりもここから来ています[6]。

この運動がアメリカ全土に広がり、1914年には当時のウィルソン大統領が5月第2日曜日を母の日として正式に制定しました[3][8]。

ネット上では「アンナの行動力がすごい!一人の想いが国を動かすなんて感動的」といった声が多く見られます。

確かに、個人の母への愛情が国民的行事になるなんて、ホントにすごいことですよね!

父の日は母の日がきっかけで生まれた

父の日の起源も、実は母の日と深い関係があります。

1909年、アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、母の日の話を聞いて「父の日もあるべきだ」と考えたのが始まりでした[2][4][5]。

ソノラの父親ウィリアム・ジャクソン・スマートは、南北戦争に従軍した軍人でした[4][7]。

妻を亡くした後、男手一つで6人の子どもを育て上げた立派な父親だったんです[4][7]。

最初の父の日の開催

1910年6月19日、ソノラの父親の誕生日に近い6月第3日曜日に、初めての父の日の式典が開催されました[4][5]。

地域住民の間で祝われたこのイベントが、やがてアメリカ全土に広がっていったんです[7]。

しかし、父の日が正式にアメリカの記念日として認定されるまでには、かなり時間がかかりました。

1972年、リチャード・ニクソン大統領の署名によって、ようやく父の日が法的に定められたのです[4][7]。

母の日から実に58年後のことでした!

「父の日の認知に時間がかかったのは、やっぱり当時の男性社会の影響かな」という声もありますが、それでも最終的に認められたのは素晴らしいことですよね。

日本への伝来は明治時代末期から

では、これらの行事は日本にいつ伝わったのでしょうか?

🔧母の日の日本への伝来

1. 明治時代末期頃に初めて伝来

2. 大正時代にキリスト教関係者の間で広まる

3. 1931年に3月6日(昭和天皇の皇后様の誕生日)を母の日と制定

4. 1937年に森永製菓が「森永母の日大会」を開催

5. 戦後1947年に5月第2日曜日が正式な母の日として制定

森永製菓の「森永母の日大会」が、日本で母の日が一般的に普及するきっかけとなったんです[2][3][6]。

お母さんと子どもが楽しむイベントとして注目され、これがメディアで取り上げられたことで全国に知れ渡りました[2]。

一方、父の日の日本への伝来はもう少し遅く、1950年頃とされています[3][5]。

しかし、当初は認知度が低く、実際に一般家庭で祝われるようになったのは1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立されてからでした[4][7]。

「母の日に比べて父の日の影が薄い気がする」という声もよく聞きますが、最近では徐々に認知度も上がってきているようです。

実際、デパートや商業施設でも父の日のコーナーが充実してきていますよね?

現在の母の日・父の日は世界共通の親孝行イベント

現在では、母の日と父の日は世界中で親に感謝を伝える大切な日として定着しています。

💡日本独自の父の日の特徴

日本では父の日に黄色いバラを贈る習慣があります[3]。

これは「日本ファーザーズデイ委員会」が開催している「父の日黄色いリボンキャンペーン」に関連した日本独自の文化なんです[3]。

アメリカで生まれた母の日と父の日が、今では世界各国でそれぞれの文化に合わせて祝われているのは興味深いですよね。

プレゼントの内容や過ごし方は国によって違いますが、親への感謝の気持ちは万国共通です[3]。

「最近は母の日・父の日が商業的になりすぎている」という意見もありますが、親に感謝を伝える機会があること自体は素敵なことだと思います。

形はどうあれ、大切なのは感謝の気持ちを伝えることですからね!

アメリカ生まれの母の日と父の日が日本に根付いた理由

母の日と父の日の起源について調べてみると、どちらもアメリカで生まれた比較的新しい行事だということが分かりました。

一人の女性の純粋な想いから始まった母の日、そして母の日をきっかけに生まれた父の日。

日本起源のイベントではありませんが、親への感謝という普遍的な価値観が日本の文化とも合致したため、これほどまでに定着したのでしょう。

今度母の日や父の日がやってきたら、アンナ・ジャービスやソノラ・ドッドの想いも思い出しながら、改めて両親への感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?

きっと、いつもより特別な気持ちで過ごせるはずです!