男性の体毛の濃さとテストステロンって関係あるのか気になって調べてみました!
たしかに毛深い男性を見ると「男性ホルモン多そう」って思いますよね。
でも実際のところ、体毛の濃さとテストステロン値の関係は思っているより複雑だったんです。
最新の研究結果も含めて、この疑問について調べてみました!
1. 体毛の濃さはテストステロンと関係があるの?
体毛の濃さとテストステロンには関係がありますが、単純ではないことがわかりました。
テストステロンは体毛の成長に影響する男性ホルモンです。
しかし、体毛の濃さを決める要因はテストステロン値だけではないんです。
実は遺伝的な要素がかなり大きく関わっています。
同じテストステロン値でも、遺伝的に毛深くなりやすい体質の人と、そうでない人では体毛の濃さが大きく異なります。
また、毛根がホルモンに反応する強さも人それぞれなんです。
つまり、テストステロン値が高くても毛根が反応しにくい人は体毛が薄いままということもあります。
2. 胸毛が濃い人はホントにテストステロンが多いの?
胸毛の濃さとテストステロン値の関係も、一概には言えないことがわかりました。
たしかにテストステロンは胸部の体毛成長を促進しますが、それだけで判断するのは難しいのが現実です。
2025年の最新研究では、胸毛の生え方には個人の体質や遺伝が大きく影響することが報告されています。
家族に毛深い人が多い場合、テストステロン値が普通でも胸毛が濃くなることがあります。
- テストステロンの分泌量
- 遺伝的な体質の違い
- 毛根の反応しやすさ
逆に、テストステロン値が高くても胸毛が薄い男性もいます。
これは毛根がテストステロンに反応しにくい体質だからです。
3. ジヒドロテストステロンの方が関係深いってホント?
体毛に影響するのはテストステロンだけではありません。
テストステロンが変化して生成されるジヒドロテストステロンという物質の方が、実は体毛の濃さに深く関わっています。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンよりもずっと強力な作用を持ちます。
体毛をもっさりと濃くする働きがあります。
特に30代以降は、テストステロンは減少するのに体毛が濃くなることがありますが、これはジヒドロテストステロンの増加が原因の一つです。
面白いことに、同じホルモンなのに頭髪には逆の作用をするんです。
これを「アンドロゲンのパラドックス」と呼ぶそうです。
4. 遺伝的要因も大きく関係しているってホント?
体毛の濃さを決める最も大事な要因は、実は遺伝だということが最新の研究で明らかになっています。
家族の体毛の濃さを見てみると、なんとなく傾向が分かることもありますよね。
男性のヒゲ毛包は女性の産毛毛包に比べて、アンドロゲン受容体遺伝子の発現が4倍多いという報告があります。
つまり、生まれつき体毛が濃くなりやすい体質かどうかが、ホルモン値以上に大事ということです。
まとめ
胸毛や体毛の濃さとテストステロン値には関係がありますが、遺伝的要因や個人の体質が最も大きく影響することがわかりました。
毛深い男性が必ずしもテストステロン値が高いわけではなく、その逆も然りです。
体毛の濃さは複雑な要因が絡み合った結果だったんですね!