街中を運転していると、停止線の位置から2メートル以上も手前で止まっているクルマをよく見かけます。
あれって正しいのか間違っているのか、その判断は曖昧なままになっている人が多いようです。
停止線での止まり方って、実はけっこう微妙なラインがあるみたいなんです。
調べてみたら、知ってるようで実は間違っていたポイントがいくつか出てきました。
1. 停止線の直前ってどこまでを指すのか?
道路交通法では、停止線で止まるときは「停止線の直前」と定められています。
ここで言う「直前」とは、バンパーの先端が停止線に被ることなく、停止線を越えない位置です。
法律上はこの基準で統一されています。
2. バンパーが停止線に被ったら違反になるのか?
気になるのは、バンパーが停止線に少しでも被ったら必ず違反になるのかという点です。
調べてみたところ、厳密には、バンパーの先端が停止線に被った状態も違反にあたる可能性があります。
ただし、実際のところ、少しくらいはみ出すくらいでは取り締まられることは少ないようです。
3. 免許実技試験では何が評価されるのか?
一方、免許試験という観点では、停止線での止まり方がけっこう厳しく見られるようです。
停止線から極端に離れすぎて止まるのも、評価されない傾向にあります。
試験官たちは「停止線に対する意識がちゃんとあるのか」という部分を重視しているということですね。
4. 停止線が交差点から遠く離れている理由は?
ところで、実際に走っていると、停止線が交差点からかなり手前に引いてある場所がありますよね。
これには理由があるようです。
横断歩道がある場合、停止線はその手前2メートルが標準とされています。
ただ、その他の条件によって停止線の位置はさらに後ろにずれることがあります。
具体的には、
・見通し距離の確保が必要な場合
・路線バスが通る道路で内輪差の問題がある場合
・路地の出入口がある場合
などが挙げられるようです。
つまり、停止線の位置には安全性と交通の流れを両立させるという深い理由があるわけですね。
5. 停止線を手前で止まるのは違反なのか?
気になるのは、停止線より手前で止まった場合は違反になるのかという点です。
調べてみたところ、道路交通法上は「手前で止まった場合については規定されていない」とのこと。
つまり、停止線より手前で止まること自体は違反にはなりません。
ただし、免許試験ではペナルティになる可能性があるということですね。
6. では、結局のところ何センチ手前が正解なの?
調べてみた結果、停止線から「具体的に何センチが正解」という数値は存在しません。
法律では「直前」という基準があるだけで、センチメートル単位の規定はありません。
ただ、実際の運転ではバンパーが停止線に被らないこと、そして安全確認をしっかり行うことを意識すれば、対応できるようです。
7. 実務的には安全確認が最優先
結局、停止線での止まり方よりも重要なのは、安全確認をしっかり行うことです。
停止線で止まったあとに、左右の安全をしっかり確認して、交差点に進入するかどうかを判断する。
その方が、停止線の位置よりもずっと大事なのだと実感します。
停止線は越えてはいけません。バンパーの先端が停止線に被らない位置で停車することが法律上の基準です。厳密には少し被った状態も違反にあたる可能性がありますが、実務では極端でなければ取り締まりは少ないようです。
まとめ
停止線の「直前」とは、バンパーの先端が停止線に被ることなく、停止線を越えない位置のことです。
具体的には法律で数値は定められていないのが実情です。
安全運転のためにも、停止線での止まり方を意識してみるのは悪くないと思います!