最近SNSでよく見かける、あの独特な表情のキャラクター「ラブブ」!
セレブたちがバッグに付けているのを見かけます。
実はこのラブブ、とてもおもしろいデザイナーが生み出したキャラクターなんです。
今回は、世界中で愛されるラブブの生みの親について調べてみました!
1. ラブブを生み出したのは香港のアーティスト?
ラブブをデザインしたのは、香港出身のアーティスト龍家昇(カシン・ロン、Kasing Lung)さんでした。
香港生まれでオランダ育ちという国際的な背景を持つ彼は、イラストレーター兼デザイナーとして活動しています。
龍家昇さんは2013年に台湾で発表した絵本「My Little Planet」で初めてラブブを登場させました。
2015年に「THE MONSTERS」シリーズとして本格的な展開を始めました。
当時はまだ今ほど有名ではありませんでした。
でも、その独特なデザインセンスが徐々に注目を集めるようになったんです。
ラブブの特徴的な丸い体、ハート形の鼻、長い耳、そしてギザギザの歯という組み合わせは、龍家昇さんならではの発想から生まれています。
香港生まれオランダ育ちのアーティスト、イラストレーター兼デザイナーとして活動、2013年に絵本でラブブ初登場、「THE MONSTERS」シリーズの創作者
2. 北欧神話からインスピレーションを得た理由は?
ラブブのデザインには、実は深い背景があります。
龍家昇さんは幼少期にオランダで過ごした経験から、北欧の伝承や神話に強く影響を受けたそうなんです。
彼が創作した物語「THE MONSTERS」シリーズは、北欧の森を舞台にした世界観となっています。
ラブブはその中に登場するキャラクターの一員でした。
絵本『謎のブーカ(神秘的布卡)』に登場した精霊キャラクターとして設定されています。
身長が猫くらいで仲間約100人と一緒に森で暮らしているという設定があります。
この北欧神話と東アジア風の「かわいい」感覚を組み合わせたデザインが、世界中で受け入れられる要因となりました。
特に日本では「キモカワ」や「ぶさカワ」として親しまれているのも納得できますね!
3. POP MARTとのコラボで世界的ブームになった経緯は?
龍家昇さんが創作したラブブが世界的に有名になったきっかけは、中国の玩具メーカー「POP MART(ポップマート)」とのコラボレーションでした。
2019年にPOP MARTがラブブの商品化を開始しました。
すると、その人気は爆発的に広がりました。
特に「ブラインドボックス」という、どのバージョンが入っているかわからない販売方法が話題になりました。
この販売戦略により、ラブブは単なるキャラクターグッズから文化的なアイコンへと成長していきました。
現在では世界30カ国以上で販売されています。
リアーナやベッカムなどの有名人もSNSでラブブへの愛を表現するほどの人気ぶりです。
1. 独特な「ぶさカワ」デザインの魅力
2. ブラインドボックスによる収集欲の刺激
3. バッグチャームとしての実用性
4. セレブたちのSNS投稿による拡散効果
これらの要素が組み合わさって、世界的なブームが生まれたんですね。
4. 龍家昇さんの他の作品や活動内容は?
龍家昇さんはラブブ以外にも多くの作品を手がけています。
彼の作品の特徴は、従来のトイデザインのルールにとらわれない自由な発想なんです。
ぬいぐるみの体と大げさな表情、そして独特で愛らしいという絶妙なバランス感覚が、多くのファンを魅了し続けています。
「多くのモンスターが住む大きな宇宙を創造したかった」と語る龍家昇さんの想いが、ラブブというキャラクターに込められているんです。
現在もアーティストとして精力的に活動を続けています。
今後の新作にも注目が集まっています。
ちなみに、2025年8月にはミニ版ラブブの投入も予定されているそうです。
スマホへの取り付けも可能になるとのこと。
これからもラブブの進化は続きそうです。
ラブブの魅力は生みの親の多様な背景にあった
調べてみると、ラブブの人気には龍家昇さんの国際的な背景が大きく影響していることがわかりました。
香港とオランダという異なる文化環境で育った経験が、東西の美意識を融合した独特なキャラクターデザインを生み出したんです。
単なる商業キャラクターではなく、アーティストの個人的な体験と創造性から生まれたラブブだからこそ、世界中の人々の心に響いているのかもしれません。
これからも龍家昇さんがどんな新しいキャラクターを生み出すのか、とても楽しみです!