街を歩いていると、緑色の制服を着た人が駐車違反の車にステッカーを貼っているのを見かけることがありませんか?
この「緑のおじさん」と呼ばれる人たちの正体が気になって調べてみました!
実は彼らには意外な背景があったんです!
1. 緑のおじさんの正体は駐車監視員?
街で見かける緑色の制服を着た人たちは「駐車監視員」と呼ばれる民間企業の従業員です。
警察官ではなく、警察署から業務委託を受けた法人に所属するみなし公務員として働いています!
全身グリーンの制服に反射ベスト、「駐車監視員」と書かれた帽子と腕章を着用しているのが特徴で、この見た目から「緑のおじさん」と呼ばれるようになりました。
彼らは国家公安委員会規則によって定められた駐車監視員資格を持っており、放置されている車両の確認や黄色いステッカー(確認標章)の取り付けを行っています。
業務中は公務員と同じ扱いを受けるため、業務を妨害すると公務執行妨害が成立してしまうんです。
2. 定年後の人たちが多いって本当?
駐車監視員になるための年齢制限は18歳以上で、警察が定める条件に適合していれば業務に就くことができます。
ただし、業務の性質上、実際に勤務する人は65歳くらいまでとされています。
「緑のおじさん」と呼ばれていますが、実際には男性だけでなく女性もいるんです!
求人情報を見ると、年齢・経験不問で30代から70代まで幅広い年代が活躍中という職場も多く見られます。
18歳以上であれば年齢を問わず働けるため、定年後の再就職先としても人気がありますが、若い世代も含めて様々な年代の人が活躍している職業です。
資格取得自体に年齢の上限はありませんが、実際の勤務では体力的な面を考慮して65歳くらいまでとしている職場が多いようです。
3. シルバー人材センターとの関係は?
駐車監視員の多くは、公安委員会に法人登録している派遣会社や警備会社に所属しています。
シルバー人材センターが直接業務を行っているわけではありませんが、高年齢者向けの求人として紹介されることもあります。
実際の働き方を見てみると、各警察署で定められたガイドラインに従い、2人1組のシフト制で指定された時間帯に管轄エリアを巡回します。
駐車違反車両を発見したら、携行端末を操作して黄色いステッカーを発行し、車両に取り付けて撮影するまでが一連の作業になります。
4. どうやって駐車監視員になるの?
駐車監視員として働くには、まず駐車監視員資格者証の交付を受ける必要があります。
各都道府県警察本部が実施する駐車監視員資格者講習を受講修了すれば、誰でも取得できる資格なんです!
講習期間は2日間で、特別な知識や経験がなくても受講可能です。
ただし、講習には費用がかかります。
資格を取得した後は、警察署から委託を受けた法人に所属して実際の業務に従事することになります。
・18歳以上であれば年齢制限なし
・2日間の講習受講で資格取得可能
・特別な経験や知識は不要
・業務は65歳くらいまで
こんな感じで比較的始めやすい職業と言えるでしょう。
まとめ
街でよく見かける「緑のおじさん」の正体は、警察から業務委託を受けた民間企業の駐車監視員でした!
定年後の方が多く働いている職種ではありますが、18歳以上であれば誰でも挑戦できる仕事なんです。
みなし公務員として重要な役割を担っている彼らの存在が、街の秩序維持に貢献していることがよく分かりました!