街中でよく見かける緑色の制服を着た2人組。
実は最近まで知らなかったのですが、通称「緑のおじさん」と呼ばれる駐車監視員って、自転車でコツコツ取り締まりをしているイメージが強いですよね。
ところが調べてみると、なんと車を使って取り締まりをすることもあるんです!
これには正直びっくりしました。
彼らの正体から、知られざる活動の内容まで、気になる疑問を調べてみました!
1.緑のおじさんって実際のところ何者なの?
街中でよく見かける緑色の制服を着た人たち。
正式には「駐車監視員」という名前で、警察から業務委託を受けた民間企業の従業員なんです。
「みなし公務員」という特別な立場で活動していて、業務中は公務員と同じ扱いを受けます。
そのため、駐車監視員に対して暴行や妨害をすると公務執行妨害の罪に問われる可能性があるわけです。
駐車監視員になるには18歳以上で、公安委員会から「駐車監視員資格者証」の交付を受ける必要があります。
多くの場合、警備会社などに所属して2人1組で活動しています。
2.どんな方法で取り締まりをしているの?
駐車監視員の基本的な活動方法は、管轄エリアを巡回して放置車両を確認することです。
巡回方法はいくつかのパターンがあります。
・徒歩での巡回
・電動アシスト自転車での巡回
・車両での巡回(地域による)
実は地域や担当エリアによって、会社から社用車を貸与されて車で巡回することもあるんです。
これが「自転車だけでなく車も使って取り締まりしている」という現状の正体ですね!
放置車両を発見すると、携帯端末で情報を入力し、黄色い「確認標章」と呼ばれるシールを車両に貼り付けて写真撮影を行います。
3.なぜ車での巡回も必要なの?
車での巡回が必要になる理由は、主に効率性と広範囲カバーの問題です。
特に地方や郊外エリアでは、徒歩や自転車だけでは広いエリアを効率的に巡回することが困難なケースがあります。
2人1組で車に乗り、より広範囲の道路を巡回して放置車両の確認を行っているというわけです。
都市部では徒歩や自転車での巡回が中心ですが、郊外や地方では車での巡回も一般的な方法として採用されています。
4.取り締まりの流れはどうなってるの?
駐車監視員による取り締まりの基本的な流れを見てみましょう。
1. 管轄エリアの巡回(徒歩・自転車・車両)
2. 放置車両の発見と確認
3. 携帯端末での違反情報入力
4. 確認標章の作成・貼り付け
5. 車両の撮影(複数回)
6. 警察署への確認データ提出
警察官と違って、駐車監視員は反則切符の交付やレッカー移動の指示はできません。
あくまで放置車両の確認と標章の貼り付けまでが業務範囲です。
取り締まりを受けた車両の所有者には、後日警察から通知が送られ、反則金の支払いや手続きが必要となります。
まとめ
緑のおじさんこと駐車監視員が車を使って取り締まりをしているなんて、意外でした!
基本的には徒歩や自転車での巡回がメインですが、地域の特性や効率性を考慮して車での巡回も行われているのが現状です。
都市部では自転車、郊外では車といった使い分けがされているようですね。
彼らは民間企業の従業員でありながら、みなし公務員として重要な交通秩序維持の役割を担っています!