【値上げの歴史】松屋の創業ビーフカレギュウの価格推移!理由や反応

松屋のカレーが気になって、価格の変化を調べてみました!

かつては290円で食べられた松屋のカレーが、今では680円になっているという話を聞いて驚きです。

20年以上の間に、どのような価格推移をたどってきたのか、そして値上げの背景には何があったのか気になります。

特に人気の創業ビーフカレーやカレギュウは、牛肉をたっぷり使った本格的な味わいで知られています。

その価格変動の歴史を、年表形式で整理してみました!

1. 松屋のカレーは元々いくらだったの?

松屋のカレーは2000年には290円という驚きの価格で提供されていました。

当時は牛丼チェーンの低価格競争が激しく、松屋も牛めしとともにカレーを290円で販売していたんです。

この価格は外食業界全体がデフレ時代に突入していた時期と重なります。

2000年9月には牛めしも400円から290円に値下げされました。

カレーも同様の価格帯で提供されるようになっています。

当時のカレーは「オリジナルカレー」という名称でした。

化学調味料や人工甘味料を使わない自然な味わいが特徴です。

290円という価格ながら、松屋のこだわりが詰まったメニューだったようです。

2. 2000年代から2010年代の価格推移は?

2000年代から2010年代にかけて、松屋のカレーは段階的に価格が変化していきました。

価格推移(2000年代~2010年代)

1. 2000年 オリジナルカレー 290円
2. 2011年7月 地域限定で290円キャンペーン実施
3. 2012年1月 新オリジナルカレー 380円に改定

2012年の価格改定では、並盛が350円から380円へと値上げされました。

この時期は原材料費の上昇が始まっており、牛めしも320円から280円へ一時値下げするなど、価格戦略が揺れ動いていた時期です。

新オリジナルカレーは野菜と豚肉の旨味がたっぷり溶け込んだ、より具だくさんなバージョンとしてリニューアルされました。

価格は上がったものの、品質向上を図った形となっています。

3. 創業ビーフカレーが登場したのはいつ?

創業ビーフカレーは2019年6月に初めて発売されました。

牛バラ肉をとろとろになるまで煮込んだこのカレーは、並盛490円という価格設定です。

このメニューは限定発売時から大きな反響を呼びました。

2019年12月には定番メニューとして復活しています。

創業ビーフカレギュウ(牛肉トッピング付き)は720円で提供されていました。

創業ビーフカレーの登場により、従来のオリジナルカレーは2019年11月に販売終了となりました。

これは実質的な値上げと受け止められ、カレーの最低価格が一気に200円近く上昇する結果となったんです。

4. 2023年の大幅値上げは何があったの?

2023年1月、松屋のカレーに大きな変化が訪れました。

創業ビーフカレーをリニューアルした「松屋ビーフカレー」が680円で発売されたんです。

この時、オリジナルカレーが完全に終売となり、カレーメニューの最低価格が480円から680円へと一気に200円も上昇しました。

消費者からは「高すぎる」「もはや牛丼チェーンの価格ではない」といった驚きの声が広がりました。

値上げの主な理由は以下の通りです。

・原材料価格の高騰
・人件費の上昇
・光熱費や配送費の増加

これらのコスト上昇が値上げの背景として説明されています。

ただし、2023年8月には100円値下げとなるリニューアルが行われ、若干の価格調整が図られました。

5. 2024年から2025年の動きは?

2024年に入ると、松屋のカレーラインナップに再び変化がありました。

7月にはオリジナルチキンカレーが480円で登場し、ビーフカレーは終売となっています。

そして2024年10月29日、かつてのオリジナルカレーが480円で復活販売されることになったんです。

久しぶりに480円という価格でカレーが食べられるようになり、消費者からは歓迎の声が上がりました。

2024年10月時点のカレー価格

オリジナルカレー 480円
ごろごろ煮込みチキンカレー 780円
オリジナルカレギュウ 850円

さらに2025年9月には創業ビーフカレーがレギュラーメニュー化され、780円で常時提供されるようになりました。

創業ビーフカレギュウは1,050円で販売されています。

6. 値上げの理由として何が挙げられているの?

松屋が値上げを実施してきた背景には、複数のコスト要因があります。

2025年4月の価格改定時の公式発表によると、原材料価格の高騰が最大の要因とされています。

特に牛肉や野菜などの食材費が大きく上昇しました。

さらに光熱費の高騰も無視できない要素です。

調理や店舗運営に必要なエネルギーコストが年々増加しています。

人件費の上昇も重要な要因となっています。

最低賃金の引き上げや労働環境の改善に伴い、人件費負担が増大しました。

その他にも配送費や包材費といった間接的なコストも上昇を続けており、これらすべてが価格に反映される形となっています。

7. 消費者の反応はどんな感じなの?

松屋のカレー値上げに対する消費者の反応は複雑です。

2023年に680円になった時には、SNSやネット上で「高すぎる」「もう気軽に食べられない」といった不満の声が多く見られました。

特に「290円だった時代を知っている人」からは、価格の上昇幅に驚きの声が上がったようです。

一方で、味や品質については評価する声もあります。

創業ビーフカレーは牛肉がたっぷり入っており、本格的な味わいが楽しめるため、「この味なら納得」という意見も存在します。

実際の客離れについては微妙な状況のようです。

業績分析では「客離れが明確に進行しているとは断定しがたい」という見方もあり、値上げしても一定の需要は維持されているようです。

ただし「価格が高いと注文をためらう」という声もあり、価格帯によって消費者の購買意欲に差が出ているのが現状です。

まとめ

松屋のカレーは2000年の290円から2025年現在の480円~780円へと、20年以上かけて大きく価格が変化してきました。

特に創業ビーフカレーの登場は転換点となり、高品質路線へのシフトが価格にも反映される形となっています。

原材料費や人件費などのコスト上昇を背景に、段階的な値上げが続いてきた歴史が見えてきます!

個人的には、かつての290円という価格が信じられないほど安かったんだなと改めて感じました。

今後も価格の動向は気になるところですね!