自転車のヘルメット着用が、大人も子どもも対象になる法律が実施されたのは2023年4月1日です!
それまでは13歳未満の子どもだけが対象でしたが、この日から自転車に乗るすべての人に着用が求められるようになりました。
ただ「努力義務」というのは着用しなくても罰則を受けないということです。
では実際のところ、何が変わったのかを見ていきます。
1. 何年から着用努力義務が始まった?
改正道路交通法が施行されたのは2023年4月1日です。
この日から自転車利用者全員にヘルメット着用が努力義務になりました。
法律の公布は2022年4月27日だったので、実際の施行まで約1年間のスパンがありました。
2. 改正前は誰が対象だった?
改正される前の道路交通法では、ヘルメット着用が努力義務だったのは13歳未満の子どもだけでした。
大人は着用の対象外だったんです。
改正前後での対象範囲の変化は以下の通りです。
1. 改正前(2023年3月31日まで):13歳未満の児童・幼児のみ対象
2. 改正後(2023年4月1日から):自転車利用者全世代が対象
3. 「努力義務」ってどういう意味?
「努力義務」というのは、やると決められているわけではなく「やるように頑張りましょう」という緩い指示のことです。
だから着用していなくても取り締まりや罰金はありません。
「このルールを守ってください」という強制的なものではなく、推奨に近い立場です。
だから法的な強制力もありません。
4. なぜ全年代が対象に?
法改正の背景には、自転車事故で亡くなった人の大多数が頭部への損傷だったということがあります。
自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は約5割が頭部に致命傷を負っています。
ヘルメット非着用時の致死率は着用時の約1.7倍高くなっているとのことです。
こうしたデータから、法改正の必要性が判断されたと見られます。
まとめ
自転車のヘルメット着用努力義務は、2023年4月1日から始まりました。
それまでは13歳未満の子どもだけが対象でしたが、改正後は大人を含むすべての自転車利用者が対象になっています。
罰則はありませんが、頭部への衝撃を軽減する効果は実データで証明されています。
知ってるようで知らなかった、という人が多いのも納得です。