あの世界的なハンバーガーチェーン「マクドナルド」が、実はホットドッグ屋からスタートしていたって知っていましたか?
黄色いMマークでおなじみのマックが、最初はソーセージを売っていたなんて驚きですよね!
でも、どうしてハンバーガーの店に変わったんでしょう?
その知られざる歴史を詳しく調べてみました!
最初はホントにホットドッグ屋だったの?
マクドナルドが現在のような巨大企業になる前、実は小さなホットドッグ屋からスタートしていたんです。
1930年代に、リチャード・マクドナルドとモーリス・マクドナルド兄弟が5,000ドル(現在の価値で約55万円)を借金してレストラン事業を始めました。
記念すべき1号店は、カリフォルニア州モンロビアに「エアドローム」という名前で開店したのですが、なんとこれがホットドッグ屋だったのです!
今では考えられませんが、あの黄色いアーチで有名なマクドナルドの原点は、ホットドッグを販売する小さなお店だったということになります。
兄弟は当時、まさかこのお店が将来世界中に展開する巨大チェーンになるとは思ってもいなかったでしょうね。
実際、兄弟は当時羽振りの良かったホットドッグ店に倣ってホットドッグ店を選択したそうです。
なぜハンバーガー店に変わったの?
ホットドッグ屋として始まったマクドナルドですが、その後大きな転機を迎えることになります。
1940年にカリフォルニア州サンバーナディーノに移転した際、店名を「マクドナルド・バーベキュー」に変更しました。
しかしホントの変化が訪れたのは1948年のことです。
この年に兄弟は大胆な商品の見直しを行い、ハンバーガーとフライドポテトを中心とした店として新たにスタートを切ったのです。
この変化は効率化を重視したビジネス戦略によるものでした。
ハンバーガーの方が作りやすく、お客さんも食べやすかったため、結果的に大成功を収めることになったんです。
もしもこの時にハンバーガーに切り替えていなかったら、今のマクドナルドは存在していなかったかもしれませんね!
日本のマクドナルドでホットドッグが販売されていた時代はあるの?
創業時はホットドッグ屋だったマクドナルドですが、日本でも実際にホットドッグが販売されていた時期がありました。
2000年初頭には「フランクバーガー」という名称で、なんと75円という破格の値段でホットドッグが販売されていたんです!
このフランクバーガーは「長パンに切り込みを入れ、ケチャップとマスタードを塗り、ソーセージを挟んで、みじん切りピクルスを載せただけ」というオーソドックスなスタイルでした。
しかし2003年2月頃には価格が75円から150円に値上げされ、その後BSE問題でソーセージにアメリカ産牛肉が含まれていたため、2003年末には販売が停止されてしまいました。
さらに2008年頃には、マックカフェで190円のホットドッグが「ケチャップ&マスタード」「てりやきソース&マヨネーズ」の2種類で提供されていた時期もありました。
創業時の原点を思い出すような商品が、日本でも何度か登場していたんですね。
マクドナルドの歴史が教えてくれる興味深い事実
調べてみると、世界最大級のハンバーガーチェーンであるマクドナルドが、実際にホットドッグ屋「エアドローム」からスタートしていたことが分かりました。
小さなホットドッグ屋から現在の巨大企業へと成長した歴史は、ホントに興味深いものです。
時代とともにメニューを変化させ、お客さんのニーズに合わせて進化し続けた結果が、今の成功につながっているんですね。
日本でも過去に何度かホットドッグが復活していたことを考えると、もしかすると将来また、創業時を思い出すようなホットドッグが登場するかもしれません。
そう考えると、なんだかワクワクしてきます!