劇場版鬼滅の刃がメキシコで驚くほどの人気を獲得していることをご存知でしょうか?
日本のアニメ映画がここまで海外で愛されるなんて、ホントにすごいことですよね。
特にメキシコでは100万人を超える観客動員を記録し、現地のアニメファンから熱烈な支持を受けています。
一体どれくらいの興行成績を残したのか、他の人気アニメ映画と比べてどうなのか、気になって調べてみました!
メキシコでの劇場版鬼滅の刃はどんな興行成績を残したの?
メキシコでの劇場版鬼滅の刃は、まさに記録づくしの大ヒットを記録しています。
2023年3月に公開された「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は、なんと公開からわずか12日目で観客動員数100万人を突破しました。
これって本当にすごい数字なんです!
前作の「無限列車編」が2021年4月に公開された時は約80万人の動員だったので、今回の作品がどれだけ人気だったかがよく分かりますね。
しかも前作が公開されたのは新型コロナウイルスの影響が続いていた時期だったことを考えると、この成長ぶりは本当に驚きです。
興行収入の面でも素晴らしい結果を残していて、メキシコだけで430万ドル(約6億5000万円)の売上を記録しています。
中南米全体では約4億円の興行収入を達成し、約97万人もの人々が映画館に足を運んでくれました。
他のアニメ映画と比べてどれくらいすごいの?
メキシコでのアニメ映画の動員数を見てみると、鬼滅の刃の人気ぶりがよく分かります。
メキシコ映画・ビデオソフト協会のデータによると、鬼滅の刃の動員数を上回る日本のアニメ作品は限られているんです。
現在メキシコで最も成功した日本のアニメ映画は以下の通りです。
・ドラゴンボール超 ブロリー(2019年1月公開)総動員数431万人
・ドラゴンボールZ復活の「F」(2015年6月公開)総動員数222万人
・鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年3月公開)100万人突破
この順位を見ると、鬼滅の刃は確実にメキシコで愛されるアニメ映画の仲間入りを果たしていることが分かります。
特に「ドラゴンボール超 ブロリー」は、米国ハリウッドを除く国際作品として、メキシコでの興行収入ランキング歴代第1位を記録している作品なので、その次に来る存在として鬼滅の刃が位置しているのは本当にすごいことなんです。
メキシコでこんなに人気になった理由って何?
鬼滅の刃がメキシコでここまでの人気を獲得した背景には、いくつかの要因が考えられます。
まず、メキシコでのアニメコンテンツ配給を手がけるケン・メディアの存在が大きいんです。
同社の代表エリカ・ロドリゲス氏によると、「公用語がスペイン語の中南米地域では、ファン同士がツイッターやインスタグラムなどのSNSで大きなコミュニティーを作っており、上映開始前の盛り上がりを作り出している」とコメントしています。
つまり、SNSを通じたファン同士の交流が人気拡大の原動力になっているんですね。
また、映画館業界での展開も充実していました。
メキシコの映画業界で55%のシェアを持つシネポリスでは、作品上映開始後1週間のチケット売上額ランキングで、メキシコを含む8カ国で1位を獲得したんです。
これだけ多くの国で同時に1位を取るなんて、本当に珍しいことですよね。
さらに興味深いのは、鬼滅の刃の人気は前売券の段階から始まっていたことです。
無限列車編の時には前売券だけで16万枚以上を売り上げ、これは歴代最高記録だったそうです。
メキシコでの鬼滅の刃人気は本物!
調べてみて分かったのは、メキシコでの劇場版鬼滅の刃の人気は一時的なブームではなく、しっかりとした土台のある本物の人気だということです。
100万人を超える観客動員数や、他の人気アニメ映画に迫る記録を見ると、メキシコの人々が本当に鬼滅の刃を愛してくれているのがよく分かります。
SNSでのコミュニティ形成や配給会社の努力、そして何より作品自体の魅力が組み合わさって、これだけの成功につながったんだと思います。
日本で生まれた作品が海外でこんなにも愛されているなんて、なんだかとても嬉しい気持ちになりますね。
これからも鬼滅の刃がメキシコをはじめとした世界中で愛され続けてほしいです!