ラブブの人気に火がついたのはいつ?

最近よく耳にする「ラブブ」というキャラクター、実は2024年4月に世界的な大ブームを巻き起こしたんです!

ウサギ耳とギザギザの歯が特徴的なこの不思議な生き物、一体どんなきっかけで人気に火がついたのか気になって調べてみました。

その背景には有名セレブの影響力と現代のSNS文化が深く関わっていることが分かりました!

1. ラブブの人気が爆発したのは2024年4月?

ラブブの人気に決定的な火をつけたのは、2024年4月のことでした。

きっかけとなったのは、BLACKPINKのリサさんです。

りサさんがInstagramのストーリーでラブブのキーホルダーをバッグにつけている姿を投稿したんです。

リサさんのSNS投稿をきっかけに、タイや欧米、東アジアなどへ徐々に人気が広がっていったとされています。

その後、世界的歌手のレディーガガさんやデビッド・ベッカムさんも私物のバッグにラブブをつけている姿が話題になりました。

こうして著名人たちの間で広まったラブブは、ファッション感度の高い人たちの間で瞬く間にトレンドアイテムとして認知されていったようです。

2024年末には「Yahoo!検索大賞2024のネクストブレイク商品部門」にも選出されるほどの人気ぶりでした。

ただし2025年9月には人気に陰りが見え始め、株価の急落も報じられています。

2. そもそもラブブってどんなキャラクター?

実はラブブの歴史は意外と古くて、2015年に香港出身のアーティスト、龍家昇さんが創作したキャラクターなんです。

北欧神話の影響を受けて制作されたストーリー「THE MONSTERS」の登場キャラクターの1つとして誕生しました。

毛むくじゃらの身体にウサギのような耳を持ち、大きな笑顔から9本の尖った歯がのぞいている独特なデザインが特徴です。

「北欧の森に住む小さな妖精」という設定で、可愛らしさと少し不気味さが同居する「ぶさかわ」な魅力を持っています。

ラブブの基本情報

2015年に香港のアーティストが考案した「ugly-cute(不気味かわいい)」デザインのキャラクター。中国のアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」が商品化し、現在のより親しみやすいデザインに調整されました

3. なぜ2024年になって突然ブレイクしたの?

ラブブが2024年に爆発的人気となった背景には、いくつかの要因が重なっています。

まず、POP MARTが展開する「ブラインドボックス」という販売方式が大きく影響していました。

中身が見えない箱で販売されるため、「何が出るかな?」というワクワク感と、レアアイテムを当てる楽しみがコレクターたちの心を掴んだんです。

また、バッグチャームとして持ち歩けるデザインにしたことで、家の中に飾るだけでなく外に出かける際のファッションアイテムとしても活用されるようになりました。

これがSNS映えする要素となり、投稿がどんどん拡散される要因にもなったようです。

Z世代特有の「取り残される恐怖」を刺激する戦略も功を奏し、限定品への注目度がさらに高まっていきました。

4. 世界的ブームの現在はどんな状況?

2025年前半まで、ラブブの人気は世界規模で継続していました。

POP MARTの2025年上半期の売上高は前年比3倍の約2853億円にも上り、ラブブ関連商品が売上の大きな部分を占めていたんです。

入荷情報が流れると店舗には長い行列ができ、わずか数分で売り切れることも珍しくありませんでした。

中には1日で27万円分購入するファンもいるほどの熱狂ぶりだったようです。

・人気過熱により転売ヤーも参入
・偽物の流通も問題となっている
・オリジナル版は2175万円で落札された事例も
・中国では一時的にバブル状態となった

一方で、この人気過熱により転売や偽物流通の問題も発生しました。

特に偽造品の流通量が半年で2.7倍に増加するなど、本物と偽物の見分けが困難になっているとの報告もあります。

そして2025年9月には「ラブブバブル」の崩壊が報じられ、製造元ポップマートの株価が急落し、時価総額約2兆円が蒸発する事態となりました。

ラブブブームは2024年4月のSNS発信から始まり2025年9月に転換点を迎えた

調べてみると、ラブブの世界的ブレイクは2024年4月にBLACKPINKのリサさんがSNSで紹介したことが決定的なきっかけだったことが分かりました。

それまでは知る人ぞ知るキャラクターだったのが、著名人の影響力とSNSの拡散力によって一気に世界規模の人気となったんです。

しかし2025年9月には早くも人気失速が報じられ、現代のトレンドサイクルの速さを改めて実感させられる現象でもありました。

キャラクター人気の浮き沈みって、ホントに予測が難しいものですね!