日本の生涯未婚率は本当に増加している?現代社会の結婚事情

最近、未婚の人が周りにもぐっと増えたような気がしていました。

実際に日本の50歳時の未婚率は確実に上昇しており、これは単なる印象ではなく統計的な事実だったんです。

この変化の背景には、社会構造の変化や価値観の多様化が大きく影響していることが分かりました!

1. 50歳時の未婚率って具体的にどのくらい増えているの?

日本の50歳時の未婚率は、この数十年間で劇的な変化を見せています。

2020年の調査では男性が28.25%、女性が17.81%となり、これは過去最高の数値になりました。

2015年の前回と比べると、男性は約3.5ポイント、女性は約2.9ポイントも上昇していることが明らかになっています。

1970年代には男女共に約2%程度だったことを考えると、この変化はホントに驚くべきものです。

50歳時の未婚率の基準

「50歳時の未婚率」とは、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を示す指標です。以前は「生涯未婚率」と呼ばれていましたが、現在は正式に「50歳時の未婚率」として統計が発表されています。

2. 将来の予測はどうなっているの?

この傾向は今後さらに加速すると予測されているようです。

東京都では既に男性の約3人に1人、女性の約4人に1人が50歳時点で未婚という状況になっています。

すーっと上昇していく数値を見ると、2025年には全国レベルでも婚姻件数が42万件程度まで減少するとの試算もあります。

また、2050年には更に上昇し続けるという長期的な予測も出ているんです。

3. なぜこんなに未婚率が増加しているの?

未婚率増加の背景にはさまざまな要因が複雑に絡み合っています。

最も大きな理由として、「結婚資金」が最大の障害になっていることが分かりました。

経済的な要因以外にも、価値観の変化が大きく影響しています。

NHKの長期によると、1993年には45%の人が「結婚することに意味がある」と考えていましたが、2018年には27%まで減少したということです。

ざっくりとした主な要因をまとめると以下のようになります

・結婚資金などの経済的な不安
・結婚への価値観の変化
・女性の社会進出による自立
・個人のライフスタイル重視
・出会いの機会の減少

これらの要因が重なり合って、現代の未婚化を促進しているといえるでしょう。

4. 結婚への意識も変わってきているの?

結婚に対する意識でも変化が見られます。

国立社会保障・人口問題研究所のによると、「一生結婚するつもりはない」と考える人が1987年には男性4.5%、女性4.6%だったのに対し、2021年には男性17.3%、女性14.6%と大幅に上昇しました。

現代の若年層はキャリアの追求や自己実現を重視する傾向が強まり、結婚以外の生き方を選ぶ人が増えていることが分かります。

また、女性の社会進出の拡大や、結婚・家族観の多様化、非正規労働者の増加なども背景にあるとされているようです。

  • 結婚への積極性が男女共に低下
  • 個人のライフスタイル重視の傾向
  • 経済的自立を優先する価値観
  • 多様な生き方への理解拡大

まとめ

してみると、日本の50歳時の未婚率は確実に増加しており、これは統計的にも裏付けられた現実でした。

2020年時点で男性の28.25%、女性の17.81%が50歳時点で未婚という状況は、社会全体の構造的な変化を反映しているといえるでしょう。

経済的な要因から価値観の変化まで、さまざまな背景が複雑に絡み合っている現状では、今後も未婚化の傾向は続くと予想されます。

最終的にはそれぞれの人生選択ですから、自分にとって最適な道を選ぶことが大切ですね!