運転中にスマホをちょっと見ただけで違反になるって聞いたことありませんか?
でも実際のところ、どのくらい見たら「注視」になるのか、はっきりとした基準がわからなくて困っちゃいますよね?
法律では「注視」が禁止されているけど、具体的に何秒見たらダメなのか、どんな状況が違反になるのか、気になっている人も多いはず!
そこで今回は、運転中のスマホ違反における「注視」の基準について、詳しく調べてみました!
法律では「注視」の時間を明確に決めていない
実は、道路交通法では「注視」についての具体的な時間は定められていないんです!
法律上、何秒以上見ると注視に当たるのかは規定されていません。
道路交通法第71条では「画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと」と書かれているだけで、時間についての詳しい説明はないんですよね。
💡 法律では時間の明記がない理由
なぜ時間を明確にしていないかというと、運転環境や状況によって危険度が変わるからなんです。
高速道路を走っているときと、渋滞中では同じ1秒でも危険性がまったく違いますからね。
警察庁が示している目安は「2秒」
法律では明記されていませんが、警察庁は2秒を一つの目安として示しています。
各種研究報告によると、ドライバーが画像を2秒以上見ると危険を感じるという点で一致しているんです!
🔍 2秒でどのくらい進むのか
実際に2秒間でどのくらいの距離を進むか見てみましょう。
・時速40kmの場合:2秒間で約22m進む
・時速60kmの場合:2秒間で約33m進む
たった2秒でも、こんなに長い距離を進んじゃうんですね?
この距離の間に、歩行者が道路を横断したり、前の車が急に停まったりする可能性があるわけです。
📌 実際の取り締まりでは
警察の取り締まりでは、この2秒という基準を参考にしていることが多いようです。
ただし、1秒でも状況によっては違反とされる場合もあるので、油断は禁物です!
「注視」と「ちらっと見る」の境界線
多くの人が気になるのが、「ちらっと見るのも違反になるの?」という点ですよね。
「注視」とは「じっと見つめること」「注意して見ること」を指します。
✅ 違反になりやすい行為
・スマホの画面をじっと見ながら操作する
・メッセージを読むために画面を凝視する
・地図アプリを見ながら運転する
・動画や写真をチェックする
🔧 グレーゾーンとされる行為
一瞬のチェックでも、以下の場合は注意が必要です。
・着信表示を確認する行為
・時間を確認する行為
・通知を見る行為
これらも状況によっては「注視」とみなされる可能性があります!
💡 安全な運転のために
スマホを使いたい場合は、必ず安全な場所に停車してから操作するのが一番です。
「ちょっとだけなら大丈夫」という気持ちが、取り返しのつかない状況を招くこともあるんです。
違反した場合の具体的な罰則
運転中にスマホを「注視」して違反になった場合、どんな罰則があるのか見てみましょう。
🎯 携帯電話使用等(保持)違反
スマホを手に持って通話や画像注視をした場合です。
・罰則:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
・反則金:普通車18,000円
・違反点数:3点
🎯 携帯電話使用等(交通の危険)違反
スマホ使用により交通の危険を生じさせた場合はさらに重い罰則が科されます。
・罰則:1年以下の懲役または30万円以下の罰金
・反則金:適用なし(刑事罰が適用)
・違反点数:6点(一発で免停)
📌 2019年12月に厳罰化
以前は普通車の反則金が6,000円、違反点数が1点だったのが、現在は大幅に引き上げられています。
それだけ危険性が高いということなんですね!
結局「注視」の基準は2秒が目安だが状況次第
運転中のスマホ違反における「注視」の基準について調べてみた結果、法律では明確な時間は定められていないものの、警察庁が2秒を一つの目安として示していることがわかりました。
でも実際の取り締まりでは、2秒より短くても状況によっては違反とされる可能性があるんです。
安全運転のためには、運転中はスマホを見ない、触らないのが一番ということですね!
どうしても使う必要がある場合は、必ず安全な場所に停車してから操作するようにしましょう!