毎年ハロウィンになると、テレビで映し出される渋谷スクランブル交差点の人だかりに毎年驚くほどの人数が集まります。
あの有名な交差点に実際どれほどの人が訪れているのか調べてみたところ、想像していたよりも多くの人が集まっている状況が見えてきました!
1. 渋谷ハロウィン2024年の人数はどれくらいだった?
2024年10月31日のハロウィン当日、渋谷駅周辺には約1万8000人が集まりました。
この数字は渋谷区が発表した公式データです。
ピークとなった夜10時の時点での人数となります。
前年2023年と比較すると約20%も増加しています。
2023年は約1万5000人だったので、規制が強化されているにも関わらず人出は増える傾向にあります。
・ピーク時間:10月31日夜10時
・集客数:約1万8000人
・前年比:約20%増加
・場所:渋谷駅周辺(センター街・道玄坂含む)
警備が厳重になったり、区が「来ないで」と呼びかけたりしても、やはりハロウィンの渋谷は特別な場所として多くの人を引き寄せているようでしょう。
2. 過去の渋谷ハロウィン人数と比べるとどう変化している?
渋谷ハロウィンの人数推移を振り返ると、おもしろい変化が見えてきます。
2023年は約1万5000人で、コロナ前の2022年より約30%減少していました。
しかし2024年は1万8000人と回復傾向にあります。
規制の効果が薄れてきている可能性があるなんです。
過去の調査データでは、スクランブル交差点周辺だけでも数万人規模の予想もされていたことを考えると、現在の1万8000人という数字はある程度抑制されているとも言えます。
年度別の人数推移を見てみると以下のようになっています。
・2024年:約1万8000人(前年比20%増)
・2023年:約1万5000人(前年比30%減)
・2022年:コロナ前比で若干の増加
・過去最大予想:数万人規模
データを見ると、渋谷区の規制努力は一定の効果を上げつつも、完全に人の流れを止めることはできていないのが現状でしょう。
3. なぜ規制しても人が集まり続けるの?
渋谷区では路上飲酒禁止条例を発令したり、「ハロウィーンのイベント会場ではない」と強くアピールしているにも関わらず、なぜ人が集まり続けるのでしょうか。
一つの理由として、渋谷スクランブル交差点そのものが持つ「聖地」的な魅力があります。
仮装した人々にとって、あの交差点で写真を撮ったり、同じような仮装の人たちと交流したりすることが特別な体験になっているんです。
- SNS映えする場所としての魅力
- 外国人観光客の増加
- 仮装コミュニティの文化的定着
- アクセスの良さと知名度
また、外国人の参加者も多く、「日本のハロウィン文化」として海外でも認知されているため、観光目的で訪れる人も少なくありません。
4. 人が流れた新宿や他エリアの状況は?
おもしろいのは、渋谷の規制強化により人の流れが他のエリアに分散していることです。
2024年は新宿区も「来ないで」宣言をしましたが、それでも歌舞伎町周辺には相当数の人が集まったとされています。
2023年のデータでは、渋谷の人数が減った分、新宿エリアでは例年より多い人出があったことが報告されているなんです。
これは「風船効果」と呼ばれる現象で、一箇所を規制すると他の場所に人が移動する現象でしょう。
規制を強化すればするほど、予想していない場所で混雑や問題が発生する可能性が高まっているのが現在の課題といえそうです。
池袋などの他の繁華街でも警戒が強化されているのは、こうした人の流れの変化に対応するためなんです。
まとめ
2024年の渋谷ハロウィンには約1万8000人が集まり、前年より20%増加という結果になりました。
規制が強化される中でも人が集まり続ける背景には、渋谷スクランブル交差点の特別な魅力と、ハロウィン文化の定着があるようです。
完全に人の流れを止めることは難しく、むしろ他のエリアへの分散という新たな課題も生まれています。
毎年変化し続ける渋谷ハロウィンの動向から、これからも目が離せませんね!