最近、カレンダーを見ていて気づいたことはありませんか?
1月1日、2月2日、11月11日など、ゾロ目の日にやたらと記念日が多いんです!
実は、この現象には企業のマーケティング戦略が深く関わっているんですよね。
なぜ企業はこぞってゾロ目の日を記念日に選ぶのでしょうか?
その背景には、消費者の心理を巧みに捉えた販促効果があるからなんです。
今回は、ゾロ目の日が企業にとってどれほど魅力的なのか、その理由を調べてみました!
ゾロ目の日がこんなに人気なのはなぜ?
日本記念日協会のデータを見ると、驚くべき事実が明らかになります。
11月11日は34件で2番目に多く、8月8日が33件で3番目に多い記念日なんです。
どちらもゾロ目の日ですよね!
これほどまでにゾロ目の日が選ばれる理由は、とてもシンプルなんです。
まず何といっても覚えやすさが抜群なんですよね。
1月1日や11月11日なんて、一度聞いたら忘れられません。
企業にとって、消費者に記念日を覚えてもらうことは、販促活動の第一歩なんです。
さらに興味深いのは、数字そのものが持つ印象です。
8月8日を選ぶ企業の理由を聞くと「数字の8は形が丸くて親しみやすい」「8は末広がりの数なので縁起が良い」という声が多いんです。
日本人の縁起を重んじる文化とも相性がいいんですね。
実際、ヤフーショッピングなどのECサイトでは、ゾロ目の日に合わせたセールイベントが定期的に開催されています。
消費者も「ゾロ目の日は何かお得なことがありそう」という期待感を持つようになっているんです。
企業がゾロ目の記念日を選ぶ心理的な理由って?
企業がゾロ目の日を記念日に設定する背景には、消費者心理を巧みに活用したマーケティング戦略があります。
記念日マーケティングが格安販促として大ブームになっている今、企業は少しでも効果的な日付を求めているんです。
ゾロ目の日が持つ最大の魅力は、特別感の演出にあります。
普通の日付と比べて、ゾロ目の日は自然と「特別な日」という印象を与えるんですよね。
消費者は「今日は特別な日だから、何か買い物をしよう」という気持ちになりやすいんです。
また、数字の並びが目を引くことから、記念日やセールイベントとして消費者の関心を惹きつける効果があることも分かっています。
視覚的なインパクトって、想像以上に強力なんですね。
企業にとって嬉しいのは、ゾロ目の日なら毎年確実にやってくることです。
周年記念と違って、毎年同じ日に販促活動ができるため、長期的なマーケティング計画が立てやすいんです。
消費者も「この日はあの企業のセールの日」と覚えてくれるようになります。
SNSでの拡散効果がすごいって本当?
現代のマーケティングにおいて、SNSでの拡散力は欠かせない要素です。
ゾロ目の日は、この拡散力を最大限に活用できる絶好のチャンスなんです。
SNSでは、覚えやすいハッシュタグが拡散の鍵を握っています。
「1111の日」「ポッキーの日」のように、ゾロ目と商品を組み合わせたハッシュタグは、ユーザーにとって分かりやすくて参加しやすいんですよね。
実際の成功事例を見ると、湖池屋のような企業がX(旧Twitter)を活用した新商品プロモーションで大きな成果を上げています。
ゾロ目の日に合わせたキャンペーンツイートは、平均で3.4万回リツイートされるなど、驚異的な拡散力を示しているんです。
SNSの特徴として、シェア機能によって企業アカウントの投稿がフォロワーにシェアされ、そのフォロワーも投稿を見てもらえるという連鎖効果があります。
ゾロ目の日という分かりやすい話題は、この連鎖を生み出しやすいんです。
また、フォロー&リツイートキャンペーンをゾロ目の日に合わせて実施する企業も増えています。
ユーザーにとって参加しやすく、企業にとっては低コストで大きな宣伝効果が期待できる、まさにwin-winな関係が築けるんです。
ゾロ目マーケティングは今後も続いていく
調べてみて分かったのは、ゾロ目の日を活用した記念日マーケティングは、企業にとって非常に合理的な戦略だということです。
覚えやすさ、特別感の演出、SNSでの拡散効果など、マーケティングに必要な要素がすべて揃っているんですね。
消費者の立場から見ても、ゾロ目の日は「お得な買い物ができる日」として定着しつつあります。
企業と消費者の両方にメリットがある仕組みだからこそ、これほどまでに広がっているんだと思います。
きっと来月のゾロ目の日にも、どこかの企業が新しい記念日キャンペーンを仕掛けてくるでしょうね。
私たちも、お得な情報を見逃さないよう、カレンダーのゾロ目の日をチェックしておくといいかもしれません!