すき家のキムチ牛丼って、気づいたら値段が上がってる気がするんです!
以前はもっと安かったような記憶があるのですが、実際どれくらい値上げされてきたのか気になって調べてみました。
原材料費の高騰や人件費の上昇など、いろいろな要因で牛丼チェーン各社が値上げを実施してきた中、すき家のキムチ牛丼もその影響を受けてきました。
今回はキムチ牛丼並盛の価格推移を振り返りながら、値上げの背景や消費者の反応についてまとめていきます!
1. すき家のキムチ牛丼並盛はいつから値上げされた?
すき家のキムチ牛丼並盛は、ここ数年で段階的に値上げが行われています。
キムチ牛丼は1997年に発売されたロングセラー商品で、トッピング牛丼の元祖として長年愛されてきました。
2017年には「ねぎキムチ牛丼」としてリニューアルされ、当時の並盛価格は470円でした。
その後、牛丼本体の価格改定に伴って、キムチ牛丼も段階的に値上げされてきたんです。
特に大きな値上げが実施されたのは、2021年から2024年にかけての時期です。
この時期は原材料価格の高騰が著しく、牛丼チェーン各社が相次いで値上げを発表していました。
すき家も例外ではなく、キムチ牛丼を含む多くのメニューで価格改定を実施しています!
値上げの流れを見ると、2017年の470円から徐々に上昇し、一時期は690円まで到達しました。
ただし2025年9月には値下げも実施され、660円となっています。
2. 具体的な価格推移はどうなってる?
キムチ牛丼の価格は、基本の牛丼価格に連動して変化してきました。
牛丼並盛の価格推移を見ると、2014年4月には270円という低価格でしたが、その後は段階的に上昇しています。
2015年4月には350円に値上げされ、約6年間この価格が維持されました。
しかし2021年12月に400円へと大幅に値上げされたのを皮切りに、値上げのペースが加速していきます。
キムチ牛丼の価格推移をまとめると以下のようになります。
・2017年 ねぎキムチ牛丼並盛470円
・2021年12月 牛丼並盛400円に値上げ
・2024年4月 牛丼並盛430円に値上げ
・2024年11月 牛丼並盛450円に値上げ
・2025年3月 キムチ牛丼並盛690円
・2025年9月 キムチ牛丼並盛660円に値下げ
牛丼本体の価格が上昇すると、それに伴ってキムチなどのトッピングを加えた商品も値上がりします。
この推移を見ると、約7年で200円近く値上がりしていることが分かります。
2015年から2021年まで牛丼並盛は350円で据え置きでしたが、2021年以降は急激に値上げが加速しています。
3. 値上げの理由は何だったの?
すき家がキムチ牛丼の値上げを実施した主な理由は、複合的なコスト増加への対応です。
特に牛肉と国産米の価格上昇が大きな要因となっています。
2021年の値上げでは、世界的な原材料価格や原油価格の高騰が背景にありました。
牛丼チェーンで使用される牛肉の多くは米国産を中心とした輸入に頼っているため、国際価格の影響を強く受けます。
2024年11月の値上げでは、昨今の国産米の価格高騰が主な理由として挙げられています。
すき家はコシヒカリやひとめぼれなど、厳選された国産ブランド米を100%使用しているため、米価の上昇が直接コストに響くんです!
- 牛肉などの原材料価格の上昇
- 国産米の価格高騰
- 円安による輸入コストの増加
- 人件費や光熱費の上昇
- 配送費や包材費の高騰
これらの要因が組み合わさることで、企業としても値上げせざるを得ない状況になったわけです。
4. 消費者の反応はどうだった?
値上げに対する消費者の反応は、SNSなどで賛否両論が見られました。
「また値上げか」「気軽に食べられなくなった」といった厳しい声がある一方で、理解を示す声もあります。
2021年の値上げ時には「仕方ない」「今までが安すぎた」という意見も多く見られました。
原材料費の高騰や人件費の上昇は避けられない問題であり、品質を維持するためには仕方ないという意見です。
特に2024年以降の連続した値上げでは、他の商品の値上げとも重なっていたため、家計への負担を訴える声が目立ちました。
すき家は比較的安価で手軽に食べられる牛丼チェーンとして人気でしたが、値上げによってその魅力が薄れたと感じる人も増えています!
ただし、値上げ後も多くの人がすき家を利用し続けており、ブランド力の強さを感じさせます。
一方で2025年9月の値下げに対しては「ありがたい」という歓喜の声が相次ぎました。
5. 2025年には値下げもあった?
おもしろいことに、2025年9月には牛丼並盛が値下げされました。
480円から450円への30円引き下げです。
これは実に11年ぶりの値下げで、SNSでも大きな話題となりました。
値下げの背景には、2025年3月に発覚した異物混入問題以降、既存店の客数回復が遅れていたことがあるようです。
インフレ下であえての値下げを断行し、主要3社で最安値となる価格設定で客離れを食い止める狙いがあったと見られています。
キムチ牛丼も同時に値下げされ、並盛は690円から660円になりました。
・2025年3月18日 牛丼並盛を450円から480円に値上げ
・2025年9月4日 牛丼並盛を480円から450円に値下げ
・2025年9月4日 キムチ牛丼並盛を690円から660円に値下げ
約半年で元の価格に戻る異例の展開となりました。
この値下げに対して、SNSでは「ありがたい!」「すき家しか勝たん!」という消費者の歓喜の声が相次ぎました。
1. 3月18日 並盛450円→480円(値上げ)
2. 9月4日 並盛480円→450円(値下げ)
3. 9月4日 キムチ牛丼690円→660円(値下げ)
4. 約半年で元の価格に戻る異例の展開
ただし、競合の吉野家(498円)や松屋(460円)を下回る価格設定は、業界全体を巻き込む価格競争の再開を告げる号砲になる可能性も指摘されています。
6. 他の牛丼チェーンとの価格比較は?
すき家のキムチ牛丼は、他の牛丼チェーンと比べてどうなのかも調べてみました。
吉野家でもキムチ牛丼を提供しており、2025年4月時点で並盛は660円となっています。
すき家のキムチ牛丼並盛も660円なので、主要チェーン間で大きな価格差はないようです。
ただし、基本の牛丼価格では差が出ています!
2025年9月以降、すき家の牛丼並盛は450円で、吉野家の498円や松屋の460円を下回る最安値となりました。
この価格競争が今後どう展開していくのか、注目が集まっています。
まとめ
すき家のキムチ牛丼並盛は、2017年の470円から2025年には一時690円まで値上がりしました。
約8年で220円も高くなったことになります。
値上げの背景には、牛肉価格の上昇や国産米の高騰、円安、人件費の増加など、複合的な要因があります。
消費者からは厳しい声も上がっていますが、一方で品質維持のためには仕方ないという理解も広がっています。
2025年9月には660円に値下げされるなど、価格の動きは流動的です。
今後も原材料費や為替の状況によって、価格が変動する可能性がありそうです!