古いトイレから最新の節水型トイレに変えると10年でいくら節約できる?

水道代が高いと感じているなら、トイレが原因かもしれません!

実は家庭の水使用量の約2割がトイレと言われています。

古いトイレをずっと使い続けていると、知らず知らずのうちに大量の水を無駄にしている可能性があるんです。

最新の節水型トイレに変えるだけで、毎月の水道代がグッと安くなります。

10年間でどのくらいの節約になるのか、気になったので調べてみました!

1. 古いトイレと最新トイレの水量の違いは?

トイレの水量って、実は時代によってかなり違います。

1970年代の古いトイレだと、1回の洗浄で約20リットルもの水を使っていました

その後1976年に13リットルまで改善されましたが、この13リットル時代は約20年も続きました。

1994年以降は大10リットル・小8リットルへと進化し、2000年代には大6リットル・小5リットルになりました。

そして2025年現在の最新節水型トイレは、なんと3.8リットルから4.8リットルまで減っています

つまり古い13リットルのトイレと比べると、1回あたり約8リットル以上も節水できることに。

TOTOのネオレストシリーズなど最新モデルでは、3.8リットルという驚異的な少なさになっています。

2. 実際の水道代はいくら安くなる?

4人家族で1人が1日6回トイレを使うと仮定して計算してみます。

古いトイレ(13リットル)なら年間で約113,880リットル使用します。

最新トイレ(4.8リットル)なら年間で約42,048リットルです。

差し引きすると、年間で約53,000リットルから71,000リットルの節水になります

  • 年間節水量は約53,000リットル以上
  • お風呂223杯分の水に相当
  • 年間の節約額は約14,000円から19,000円

水道料金の計算方法は地域によって異なりますが、平均的には年間で約14,000円から19,000円の節約効果があります

10年使えば、約14万円から19万円もおトクになる計算です。

3. トイレ交換にかかる費用はどのくらい?

節水トイレへの交換費用ですが、本体価格と工事費を合わせて考える必要があります。

洋式から洋式へのトイレ交換の場合、8万円から30万円程度が相場です

便座のみの交換なら3万円から18万円程度になります。

床の張り替えも一緒にやるなら、10万円から32万円程度です。

多くの方は15万円以内でリフォームしているようで、全体の約6割がこの予算内に収まっています

4. 何年で元が取れるの?

初期費用を15万円、年間節約額を15,000円として計算してみましょう。

15万円 ÷ 15,000円 = 10年

つまりちょうど10年で元が取れる計算になります

もし初期費用が10万円程度に抑えられれば、約6年から7年で回収できます。

20年使い続けた場合、28万円分の水道料金を削減できるという試算もあります。

5. 節水以外のメリットもある?

最新のトイレは、節水だけじゃなく快適性も大幅にアップしています。

汚れにくい便器素材が使われていて、セラミックコーティングや防汚加工が施されているんです

フチなし形状になっているので、掃除がとってもラクになりました。

最新トイレには便利な機能がたくさん付いています。

・自動洗浄や自動開閉機能で衛生的
・脱臭機能や節電機能付き
・流す音が静か

こんな感じで、節水効果だけでなく清掃性や快適性も進化しているんです

毎日使う場所だから、ストレスが減るのは大きいですよね。

まとめ

古いトイレから最新の節水型トイレに交換すると、10年間で約14万円から19万円の節約になることが分かりました。

初期費用は15万円前後かかりますが、ちょうど10年前後で元が取れる計算です。

水道代の節約だけでなく、使い心地や掃除のしやすさも改善されます。

トータルで考えるとかなりおトクです。

20年使えばさらに大きな節約になるので、古いトイレを使い続けている方は、この機会に交換を検討してみる価値がありそうです!