【値上げの歴史】すき家のとろ~り3種のチーズ牛丼の価格推移

すき家のチーズ牛丼がどんどん高くなっていることに、最近気づいた方も多いのでは!

発売当初は430円だったのに、今では660円です。

11年間で230円も上がった計算です。

個人的には、久しぶりに注文して値段を見たとき「え、こんなにしたっけ?」と驚いてしまいました。

気になったので、チーズ牛丼の値上げの歴史を詳しく調べてみることにしました!

1. 発売時はいくらだった?

すき家の「とろ~り3種のチーズ牛丼」が登場したのは2014年2月です。

発売当初の並盛価格は430円でした!

当時の通常牛丼と比べると、約150円高い設定になっていたようです。

チーズという特別感を演出する価格帯だったわけですね。

赤チェダー、エグモント、モッツァレラという3種類のチーズを使っているのが特徴で、発売当初から人気を集めました。

牛丼のタレと絡み合う濃厚なチーズの味わいが、多くのファンを獲得したんです。

発売当初の価格

2014年2月の発売時、並盛は430円でした。

通常の牛丼より約150円高い価格設定で、プレミアム感のあるメニューとして登場しています。

2. いつから値上げが始まった?

本格的な値上げが始まったのは2020年代からでした。

この頃に500円台に突入しています。

それまでは比較的安定していた価格が、この時期から上昇傾向を見せ始めたんですね。

特に2021年以降の値上げラッシュは目を見張るものがありました!

2021年12月には、原材料費や原油価格の高騰を理由に、すき家全体で大規模な価格改定が実施されています。

この時期から牛丼業界全体が値上げの波に飲まれることになりました。

2022年以降はついに600円台に突入しました。

2025年9月4日までは690円という価格になっていたんです。

発売当初と比べると、約1.6倍の価格まで上昇してしまったことになります。

3. 値上げの理由は何だった?

チーズ牛丼値上げの最大の要因は原材料費の継続的な上昇です。

特に牛肉価格の世界的な高騰が影響しています。

米国産牛肉の価格が前年比40%以上も上昇した時期もありました!

  • 牛肉の国際価格が大幅上昇
  • チーズなどの乳製品価格も値上がり
  • エネルギーコストが増加
  • 人件費や最低賃金の上昇
  • 円安による輸入コストの拡大

3種類のチーズを使うチーズ牛丼は、特に乳製品価格の影響を受けやすい商品でした。

チーズの国際価格も上昇傾向が続いていたため、値上げは避けられない状況だったんですね。

コロナ禍の影響で外食業界全体の経営環境が厳しくなったことも背景にありました。

人手不足による人件費上昇と原材料費の高騰が同時に起こり、企業としては価格転嫁せざるを得なくなったわけです。

4. 消費者の反応はどうだった?

値上げに対する消費者の反応は複雑です。

SNSでは「仕方ないけど痛い」という声が多く見られる一方で、品質維持のためなら理解できるという意見も少なくなかったんです!

特に常連客からは「値段が上がっても通い続ける」という声もあり、すき家のブランド力の強さがうかがえます。

ただし学生層を中心に利用頻度を控える動きも見られました。

消費者の反応まとめ

1. 値上げは仕方ないという理解の声
2. 品質が維持されるなら納得できる
3. 常連客は価格が上がっても利用継続
4. 学生など若年層は利用頻度を減らす傾向

2025年4月から6月期にすき家が営業赤字を計上したのも、度重なる値上げによる客離れが一因とされています。

こうした状況を受けて、同年9月には11年ぶりの値下げが実施されることになりました。

値下げ発表時のSNSでは「企業努力素晴らしい」「こういう取組には客として答えないと」といった肯定的な声が63%を占めました。

一方で「一時的に値下げして話題性を出して、しばらくしたら値上げ」という懐疑的な意見も18%ほど見られています。

5. 2025年の値下げで価格はどうなった?

2025年9月4日から、すき家は11年ぶりの値下げを実施しました。

とろ~り3種のチーズ牛丼の並盛は690円から660円に、30円値下げされています!

値下げの理由について、すき家は「物価高が続く中、すき家の牛丼を多くのお客様により手頃な価格でお楽しみいただきたい」としています。

牛丼並盛など36品目が対象となり、値下げ幅は10円から40円でした。

それでも発売当初の430円と比べると、230円の値上がりとなっているのが現状です。

約11年間で1.5倍以上の価格になった計算ですね。

今後の価格動向がどうなるか、消費者の反応と合わせて注目されそうです。

まとめ

すき家のとろ~り3種のチーズ牛丼は、2014年の発売時430円から現在660円まで、11年間で230円という大幅な値上げを経験してきました。

原材料費高騰、人件費上昇、円安など、複数の経済的要因が重なった結果といえます!

2025年9月の値下げは11年ぶりの試みでしたが、それでも発売当初と比べると大幅に高くなっているのが現実です。

個人的には値段が上がっても、あのチーズのとろける感じは変わらないと感じました!