すき家の豚丼大盛が、気づけばずいぶん高くなっています!
ここ数年で何度も値上げが繰り返され、かつてのワンコインでお釣りがくる時代は遠い昔の話になってしまいました。
原材料費の高騰や円安の影響を受け、価格は右肩上がりの状態が続いてきました。
ファストフードの代表格として親しまれてきたすき家の豚丼だけに、値上げのたびに話題になっているのも事実です!
1. 2021年末の大幅値上げで牛丼と同価格に?
すき家の豚丼大盛は、2021年12月23日に大きな価格改定を迎えました!
この時、豚丼大盛は510円から550円へと40円の値上げが実施されています。
この価格改定の最大の特徴は、豚丼が牛丼と完全に同一価格になったことです。
それまで豚丼は牛丼よりもやや高めの価格設定でしたが、この改定で並盛から特盛、メガ盛まで、すべてのサイズで牛丼と同じ価格に統一されました!
値上げの理由として、すき家は世界的な原材料価格の高騰と原油価格の上昇を挙げています。
米国産牛肉をはじめとする食材費に加え、配送費や包材費、IT関連費用、店舗の建設および維持費などの上昇が続いていたという背景がありました。
豚丼大盛は510円から550円へ値上げされ、牛丼と同一価格になりました。
この価格改定は、それまでの価格体系を大きく変える転換点となったわけです。
2. 2023年以降も値上げは止まらなかった?
2021年末の値上げから約1年後の2023年2月にも、すき家は再び価格改定を実施しました!
この時は牛丼並盛だけが据え置かれ、それ以外のサイズは30円ほど値上げされています。
豚丼も牛丼と同じ価格体系のため、大盛サイズは550円から580円に値上げされました。
看板商品である並盛だけを据え置くという戦略は、消費者に対する配慮とも取れますが、実際には他のサイズでしっかり値上げが行われていました。
原材料費の高騰は2023年に入っても収まらず、むしろ悪化していた側面もあります。
特に豚肉の価格は円安の影響を強く受けており、輸入豚肉の卸値は1年間で4割も上昇していたという報道もありました!
2023年の値上げは、物価上昇が長期化していることを示す出来事だったといえます。
3. 2024年には年2回の値上げが実施された?
2024年はすき家にとって、値上げが加速した年になりました!
まず2024年4月には、丼物や定食を中心に30円から50円の値上げが行われ、牛丼並盛は430円になっています。
豚丼も牛丼と同価格のため、大盛は630円になりました。
さらに同年11月にも幅広く値上げが実施され、牛丼並盛は450円、大盛は650円になりました!
1. 2024年4月の値上げ
2. 2024年11月の値上げ
3. わずか半年で2回の価格改定
この頻繁な値上げには、国産米の価格高騰が大きく影響していました。
2024年は特に米の価格が上昇し、すき家の商品原価を押し上げる要因となっていたんです。
また、4月からは深夜料金(7%上乗せ)も導入され、消費者にとってはダブルパンチとなりました。
1年に2回も値上げが行われるというのは、いかに原材料費の高騰が深刻だったかを物語っています!
4. 2025年3月にも追加の値上げが実施された?
2025年に入ってからも、すき家の値上げは続きました。
3月18日午前9時から、牛丼などメニューの約半分が値上げされることが発表されました!
値上げ幅は最大140円で、牛丼並盛は30円アップの480円になっています。
豚丼も牛丼と同価格のため、大盛は680円になりました。
これで牛丼の値上げは2024年4月と11月に続き、1年間で3回目となりました。
1. 牛丼並盛が450円から480円に
2. 値上げ幅は20円から50円
3. メニューの約半分が対象
4. 国産米の価格高騰が主な理由
値上げの理由については、商品に使っている国産米の価格高騰などが挙げられています。
2024年から続く米の高値が長期化しており、企業努力だけでは吸収しきれない状況になっていました!
わずか1年で3回も値上げが行われるというのは、異例の事態だといえます。
5. 2025年9月には11年ぶりの値下げが実施?
値上げが続いていたすき家ですが、2025年9月4日に驚きのニュースが飛び込んできました!
牛丼並盛が480円から450円へと30円値下げされることが発表されたんです。
すき家の値下げは実に11年ぶりのことで、物価高が続く中での異例の判断となりました。
豚丼も牛丼と同じ価格体系のため、大盛は680円から650円に値下げされています。
値下げの理由について、すき家は「物価高の影響で実質賃金の上昇は限定的。より多くの方に牛丼を召し上がっていただきたい」と説明しています!
- 牛丼並盛は480円から450円に
- 大盛は680円から650円に
- 11年ぶりの値下げ実施
この値下げにより、競合の吉野家(498円)や松屋(460円)と比べて、すき家が最安値になりました。
値下げは異物混入問題以降の客数回復の遅れも背景にあるとされていますが、インフレ下での値下げは消費者にとって歓迎すべきニュースとなりました!
6. 消費者の反応はどうだった?
すき家の度重なる値上げと値下げに対して、消費者の反応はさまざまです。
値上げについては「仕方ない」「今までが安すぎた」といった理解を示す声がある一方で、値上げの頻度や幅に対する不満の声も少なくありません。
特に2024年から2025年にかけての連続値上げには、「いつまで続くのか」という懸念の声も上がっています。
一方で、2025年9月の値下げに対しては「えーすごい!30円もですか。この時代に逆行して値下げは人気が上がります」といった喜びの声が聞かれました!
深夜料金の導入に対しては、「高くない?」「コンビニ行っちゃうな」という否定的な意見もあれば、「賃上げの流れもあるので仕方ない」という肯定的な意見もありました。
消費者の間でも意見が分かれている状況です。
まとめ
すき家の豚丼大盛は、2021年12月以降、何度も価格改定を経験してきました。
510円だった価格は2025年3月には680円まで上昇しましたが、同年9月には650円に値下げされています。
値上げの背景には原材料費の高騰、円安の影響、人件費の上昇など、さまざまな要因が重なっていました。
一方で11年ぶりの値下げは、厳しい経済環境の中でも消費者に寄り添おうとする姿勢の表れともいえます。
ファストフードの代表格として親しまれてきたすき家だけに、今後の価格動向には注目が集まっています。
個人的には、値下げは嬉しいニュースだと感じました!