毎月5,000円の節約って、正直そんなに大きな金額じゃないと思っていました。
でもこれを投資に回したらどうなるのか気になって、シミュレーションしてみることに。
単純に貯金するのと投資するのでは、10年後の金額が全然違うことが分かって驚きました!
1. 月5,000円を10年間貯金だけするといくら?
まず基本から確認してみると、月5,000円を10年間ただ貯金するだけなら、合計で60万円になります。
計算はシンプルで、5,000円×12ヶ月×10年=60万円です。
これは誰でも簡単に想像できる金額ですね。
ただし、これは銀行の普通預金に預けておくだけの場合になります。
最近の普通預金金利は年0.2%程度なので、利息はほとんど期待できない状況でした。
2. 投資すると10年後にいくらになる?
月5,000円を投資に回した場合、運用利回りによって最終的な金額が大きく変わってきます。
金融機関のシミュレーションデータを見てみると、運用利回りによって結果が大きく変わることが分かりました。
具体的には以下のような結果になります。
・利回り3%の場合 約69.7万円
・利回り5%の場合 約76.9万円
・利回り10%の場合 約98.3万円
元本は60万円なので、3%の運用でも約10万円増える計算です。
5%なら約17万円、10%なら約38万円も増える可能性があります!
ただ貯金するのに比べて、投資することで資産を増やせる可能性があるというのが、調べてみて分かった結果になります。
元本60万円に対して、利回り3%で約10万円の利益、5%で約17万円の利益、10%で約38万円の利益が期待できる計算になります。
3. 複利効果って何?
投資で資産が増える理由の一つが「複利効果」というものです。
複利とは、運用で得た利益を元本に加えて、さらにそれを運用していく仕組みのことです。
利息が利息を生む「雪だるま式」とも呼ばれています!
例えば100万円を年利5%で運用すると、1年目は5万円の利息がつきます。
2年目は105万円に対して5%なので、5.25万円の利息になります。
このように時間が経つほど元本が大きくなり、運用による利益も増えていきます。
これが複利効果の特徴になります。
長期投資になればなるほど、この複利効果の威力が大きくなっていくようです。
4. 現実的な利回りはどのくらい?
シミュレーションでは3%、5%、10%という数字が出てきましたが、実際にはどのくらいの利回りが期待できるのでしょうか。
金融庁のデータによると、国内外の株式・債券に分散投資した場合、保有期間20年の利回りは年2〜8%程度とされています。
つみたてNISAの実績を見ると、商品によって差はありますが、3年間で約10〜21%という数字も出ていました。
5年間では約10〜22%という実績もあります。
ただしこれは過去の実績であって、将来も同じ利回りが保証されるわけではありません。
この点には注意が必要です。
一般的には、年3〜5%程度の利回りを想定しておくのが現実的と言えそうでした。
5. NISAを使うメリットは?
投資をするなら、NISA制度を活用するのがおすすめになります。
通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかります。
でもNISA口座で運用すればこの税金が非課税になります!
例えば10万円の利益が出た場合、通常なら約2万円が税金で引かれてしまいます。
NISAを使えば10万円がまるまる手元に残る計算です。
2024年の制度改正以降、NISAの非課税期間は無期限になりました。
そのため、長期的に運用しやすくなっています。
6. 投資にリスクはあるの?
投資には当然リスクもあります。
この点を理解しておく必要があります。
投資信託の主なリスクとしては、価格変動リスク、為替変動リスク、信用リスク、金利変動リスクなどがあるようです。
経済情勢や市場の動向によって、投資している商品の価格が上がったり下がったりします。
つまり、元本が保証されているわけではありません。
評価額がマイナスになる可能性もあります。
ですので、余裕資金で投資することが大切になります。
まとめ
月5,000円を10年間貯金すると60万円ですが、投資に回すと利回り次第で70万〜98万円程度まで増える可能性があることが分かりました。
複利効果によって、時間が経つほど資産の増え方が大きくなっていく仕組みでした。
NISA制度を使えば税金も非課税になるので、さらに効率的に資産を増やせます。
もちろん投資にはリスクもありますけれど、少額から始められる積立投資なら、資産形成の第一歩として十分検討する価値があると感じました!