【値上げの歴史】松屋のマヨキムチ牛めしの価格推移!理由や反応

松屋のマヨキムチ牛めしって、2024年11月に登場したばかりの新商品です。

実はこのメニュー、発売からわずか半年で値上げを経験しているんです!

発売当初は並盛580円でスタートし、2025年4月には610円へと価格が変更されました。

牛丼チェーンの値上げラッシュが続く中、このマヨキムチ牛めしの価格推移を追ってみると、原材料費や人件費の高騰という厳しい現実が見えてきます。

マヨキムチ牛めしの価格推移から、外食産業の現状が見えてきます!

1. マヨキムチ牛めしっていつから販売されているの?

マヨキムチ牛めしは、2024年11月12日午前10時から松屋で販売が開始された比較的新しいメニューです。

同時に「ねぎマヨ辣牛めし」も発売され、松屋の看板メニュー「牛めし」にマヨネーズを組み合わせた新作として注目を集めました。

発売当初の価格設定は以下の通りでした。

・小盛 550円
・並盛 580円
・あたま大盛 730円
・大盛 780円
・特盛 940円

ピリッと辛い自社製キムチに海苔の風味が加わり、まろやかなマヨネーズをたっぷりかけた一品として登場しています。

テイクアウトやデリバリーにも対応しており、幅広い利用シーンで楽しめるメニューになっています。

2. 発売後の価格推移はどうなっている?

マヨキムチ牛めしは2024年11月に発売されてから、約5ヶ月後の2025年4月に値上げを経験しました。

比較的新しい商品ですが、すでに価格変動の波を受けているんです。

具体的な価格推移を時系列でまとめると以下のようになります。

・2024年11月12日(発売時) 並盛580円
・2025年4月22日(値上げ) 並盛610円(+30円)

2025年4月22日15時より、松屋は牛めしなどの一部商品を値上げしました。

このタイミングでマヨキムチ牛めしも30円の値上げとなり、現在は並盛610円で提供されています。

2025年4月22日の主な値上げ内容

1. 牛めし並盛 430円 → 460円(+30円)
2. 牛焼肉定食 840円 → 890円(+50円)
3. ソーセージエッグ定食 490円 → 530円(+40円)
4. マヨキムチ牛めし並盛 580円 → 610円(+30円)

原材料価格の高騰や光熱費、人件費、配送費、包材費などの上昇が理由とされています。

3. 松屋の牛めし全体の価格推移はどうなの?

マヨキムチ牛めしの価格推移を理解するには、松屋の牛めし全体の歴史を知る必要があります。

松屋の牛めし並盛の価格は、時代とともに大きく変動してきました。

特に注目すべき価格変動をまとめてみました。

・2012年1月 320円 → 280円に値下げ(松屋史上最低価格)
・2014年頃 消費税増税の影響で290円に
・2015年4月 290円を維持
・2024年4月2日 一部商品を値上げ(牛めしは400円を維持)
・2024年7月16日 400円 → 430円に値上げ
・2025年4月22日 430円 → 460円に値上げ

2012年の280円という価格は、牛丼価格競争が激しかった時代の名残りです。

しかし、その後は原材料費の高騰などを理由に、ほぼ一方的に値上げが続いています

過去10年の価格変化

2012年の280円から2025年の460円まで、約13年で180円も値上がりしています。これは約1.6倍以上の価格上昇です。

4. 値上げの理由は何なの?

松屋が値上げを実施する主な理由は、複数のコスト上昇が重なっているからです。

具体的には、以下のような要因が挙げられています。

  • 原材料価格の高騰(特に牛肉の価格上昇)
  • 光熱費の上昇
  • 人件費の増加
  • 配送費の上昇
  • 包材費の増加
  • 為替変動の影響

特に牛肉に関しては、メインで使われる米国産牛肉が過去最高値になっているとの報道もあります。

牛丼1杯あたりの食材コストは1年前と比べて約4割も上昇しているというデータもあり、企業としてのコスト吸収が限界に達しているようです。

また、松屋フーズは2024年4月に賃金を10.9%引き上げており、これは2001年以降で最大の上げ幅となっています。

商品の質を維持・向上し、安定供給を図るためには、値上げが避けられない状況になっています。

5. 消費者の反応はどうなの?

マヨキムチ牛めし自体の味に関しては、比較的好意的な反応が多く見られます

「キムチが美味しい」「マヨネーズが大量に投下されてまろやかで美味しかった」といった声がSNSで確認できました。

松屋の自社製キムチは「富士山工場」で作られており、その品質の良さが評価されているようです。

キムチの辛さとマヨネーズのまろやかさが牛めしと絶妙にマッチしているという意見もありました。

一方、値上げに関しては複雑な反応が見られます。

「牛めしが高級品になってきた」「もう気軽に食べられない」といった声もあり、消費者にとっては負担増となっていることは間違いありません。

ただし、企業としての持続可能性を確保するためには必要な値上げだという理解を示す声もあります。

松屋が今後も美味しい牛めしを提供し続けるためには、適正な価格設定が不可欠だという考え方です。

6. 他の牛丼チェーンとの価格比較は?

2025年の時点で、大手牛丼チェーン3社の牛丼並盛の価格を比べてみると興味深い結果が出ています。

・吉野家 498円
・松屋 460円
・すき家 420円(2025年9月に値下げ)

すき家は2025年9月に牛丼並盛を450円から420円へと30円値下げし、3社の中で最も安い価格設定となりました。

これは材料費や人件費が上昇する中での大胆な戦略と言えます。

一方、吉野家は498円と3社の中では最も高い価格設定です。

2013年には各社とも280円という低価格で提供していた時代もありましたが、現在では大きく様変わりしています。

松屋の460円という価格は、3社の中では中間的な位置づけになっています。

マヨキムチ牛めしのような特別メニューは、通常の牛めしよりも150円ほど高めの価格設定となっているのが特徴です。

まとめ

松屋のマヨキムチ牛めしは2024年11月に登場したばかりの新商品で、発売当初は並盛580円でスタートしました。

その後、2025年4月22日の値上げで並盛610円となり、わずか半年で30円の値上げを経験しています。

松屋の牛めし全体を見ると、2012年の280円から2025年の460円まで、約13年で180円も値上がりしています。

原材料費や人件費の高騰が主な理由で、企業としてのコスト吸収が限界に達している状況が背景にあります。

マヨキムチ牛めし自体の味に関しては好評な声が多く、今後も松屋の人気メニューとして定着していきそうです。

値上げは消費者にとって負担ですが、美味しい牛めしを安定して提供し続けるためには必要な措置なのかもしれません!