2025年10月1日に実施される国勢調査について気になる人も多いはず!
特に学歴や職業について詳しく聞かれるのか、さらには年収や資産まで記入する必要があるのか、プライベートな情報をどこまで答えなければいけないのか心配になることも多いです!
1. 国勢調査で学歴は記入するの?
2025年国勢調査では、学歴について記入する項目があります。
ただし、成績や詳しい学校名まで書く必要はなく、最終的に卒業した学校の種類を回答する形式になっているんです。
具体的には、小学校・中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院といった区分から選ぶ方式です。
在学中の場合は現在通っている学校の種類を記入します。
この情報は国の教育政策や労働力の分析に活用されています。
通信制や夜間制の学校を卒業している場合も、その区分に含まれるので心配する必要はありません。
あくまで統計的な把握が目的なので、個人を特定されることはないんですよ。
2. 職業について詳しく書く必要があるの?
職業に関する項目は国勢調査の重要な項目の一つです。
2025年国勢調査では「所属の事業所の名称及び事業の種類」「仕事の種類」「従業上の地位」について記入する必要があります。
会社名は記載する必要がありますが、どんな業種でどんな仕事をしているかが重要なポイントになります。
例えば「正社員・IT・システムエンジニア」「パート・小売・レジスタッフ」といった具合に、雇用形態と業種、職種を組み合わせて記載する形式になっています。
自営業の方は「○○業の経営者」といった書き方になりますし、無職や学生、主婦の場合はそのまま該当する項目を選択すればOKです。
派遣社員として働いている場合は、派遣元の会社名を記入するんです。
3. 年収や資産の記入は求められるの?
多くの人が心配する年収や資産についてですが、2025年国勢調査では年収や資産に関する情報は一切聞かれません。
これは総務省統計局や各自治体が公式に明言していることなんです。
国勢調査では、金銭を要求することはなく、銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号などを確認することもありません。
年収や預貯金の額といった資産状況を聞くこともありません。
最近、国勢調査をかたって年収や資産状況を聞き出そうとする詐欺が多発しているため、各機関が注意喚起を行っているんです。
もし調査員を名乗る人が年収などを聞いてきた場合は、偽物の可能性があるので注意が必要ですね。
4. その他の項目はどんなものがあるの?
学歴や職業以外にも、2025年国勢調査では合計17項目について調査が行われます。
世帯員に関する事項が13項目、世帯に関する事項が4項目に分かれているんです。
基本的な項目はこんな感じになります。
- 氏名、男女の別、出生の年月
- 世帯主との続柄、配偶の関係、国籍
- 現在の住居における居住期間、5年前の住居の所在地
- 就業状態、従業地又は通学地
- 世帯の種類、世帯員の数、住居の種類、住宅の建て方
これらの情報は国や地方公共団体の施策立案に利用されるほか、学術研究や企業が行う需要予測など様々な分野で活用されています。
選挙区の区割りや地方交付税の算定基準としても使われる重要なデータになるんです。
期間は2025年9月20日から10月8日までで、10月8日までにインターネット回答することも可能です。
まとめ
2025年国勢調査では学歴や職業について記入する必要がありますが、年収や資産といった経済状況は一切聞かれません。
項目は基本的な人口統計を把握するためのもので、個人のプライバシーに配慮された内容になっているんですね。
最近は国勢調査をかたった詐欺も増えているので、正しい内容を知っておくことが大切だと感じました。
5年に一度の重要な統計なので、安心して協力できそうです!