松屋の人気メニュー「ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼」、実は価格がじわじわ上がっているんです!
調べてみると、2011年の初登場時から価格が約2倍になっていました。
しかも最近では「厚切り」にリニューアルしたり、柚子をプラスしたりと、進化を続けているようです。
値上げの背景には一体何があるのか、そして消費者はどう受け止めているのか、詳しく調べてみました!
1. ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼って何?
ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼は、2025年2月4日に松屋が発売した期間限定メニューです。
鉄板で香ばしく焼き上げた厚切りの豚カルビが特徴です。
高知県産の柚子果汁を使用した「旨塩柚子ダレ」をかけ、たっぷりの青ネギを散らした一品になっています。
価格は小盛660円、並盛690円、大盛890円で、味噌汁がセットで提供されます。
柚子の爽やかな香りと塩の旨味が絶妙に調和し、シャキシャキのネギがアクセントになっているんです。
ちなみにこの商品、実は長い歴史を持つ「ネギ塩豚カルビ丼」シリーズの最新バージョンなんです。
2. 価格推移はどうなっているの?
松屋のネギ塩豚カルビ系メニューの価格推移を年表形式でまとめてみました!
・2011年9月 ネギ塩豚カルビ丼(並盛)350円で初登場
・2011年10月 350円で再販売
・2014年9月 430円に値上げ(80円アップ)
・2023年9月 ネギ塩豚カルビ丼として復活
・2024年7月16日 豚カルビ焼肉定食が650円→690円に
・2024年10月15日 「厚切り」にリニューアル ネギ塩厚切り豚カルビ丼(並盛)690円
・2025年2月4日 「ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼」として新発売 690円
・2025年10月 順次販売終了予定
コチラを見ると、2011年の初登場時から約14年で340円も値上がりしていることがわかります。
特に2024年以降は「厚切り」へのリニューアルに伴い、定食メニューでは最大200円の値上げが実施されました。
初登場時と比較すると、2011年の350円から2025年の690円へと、約97%の価格上昇率になっています。
2011年の350円から2025年の690円へと、約2倍の価格になっています。
3. 値上げの理由は何だったの?
松屋が公式に発表している値上げの理由は、主に3つの要因に分類されます。
まず原材料価格の高騰が最大の要因です。
牛肉や豚肉、米などの食材価格が上昇を続けており、2025年の調査では値上げ要因の97.2%を占めています。
次に、光熱費や人件費、配送費、包材費などのコスト全般の上昇があります。
特にトラックドライバーの人手不足による物流コストの増加は、飲食業界全体に影響を与えているようです。
さらに為替変動も無視できない要因なんです。
輸入食材に依存する部分も多いため、円安が進むと仕入れコストが上昇してしまいます。
松屋は「商品の質を維持・向上し、安定供給を図るため」として、段階的な価格改定を実施してきました。
4. 厚切りへのリニューアルで何が変わった?
2024年10月15日、松屋の豚カルビメニューは大きな転換点を迎えました。
それまでの豚カルビから「厚切り豚カルビ」へとリニューアルされたんです!
このリニューアルにより、食べ応えとジューシーさが大幅にアップしたと公式は説明しています。
具体的には、豚カルビ焼肉定食が690円から890円へと200円の値上げになりました。
1. 肉の厚みが約2倍に増加
2. ジューシーさと食べ応えが向上
3. 定食価格は200円アップ
4. 丼メニューも690円に統一
リニューアル前の「豚カルビ焼肉定食」は690円でしたが、厚切りになったことで890円になっています。
一方で丼メニューは690円で据え置かれており、定食よりもおトクな価格設定になっているんです。
5. 消費者の反応はどうなの?
ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼に対する消費者の反応は、おおむね好評のようです。
SNSやレビューサイトでは「柚子の香りが良い」「塩だれが濃いめで白飯が進む」といった肯定的な声が多く見られます。
特に「厚切りでボリューム満点」という評価が目立っています。
ある消費者は「ゆずの香りがけっこう強めで、柑橘系が好きなので良い」とコメントしています。
また「塩だれも濃いめ仕様で、これは白飯が旨くて止まらないやつだ」という意見もありました。
実際の評価をまとめるとこんな感じです。
1. 柚子の爽やかな香りが好評
2. 厚切り肉で食べ応え十分
3. ネギたっぷりで健康的
4. 塩だれが濃厚でご飯が進む
一方で、値上げについては複雑な反応も見られます。
「500円くらいで食べられたあの頃はもう過去」「ワンコイン松屋がちょっと恋しい」といった声もあるようです。
ただし、味やボリュームの満足度が高いため、値上げを受け入れている消費者も多いようです。
- タレをかけすぎると柚子の渋味が強くなるという指摘もある
- 平べったい器で冷めやすいという意見も
- 値上げの頻度が高いことへの戸惑いの声も
6. 他の牛丼チェーンと比べてどうなの?
2025年の牛丼業界全体で値上げが進んでいます。
すき家は2025年4月に牛丼並盛を480円に値上げし、松屋との価格差が拡大しました。
松屋の牛めし並盛は2025年4月22日から460円になっており、すき家より20円安い設定です。
この価格差により、松屋は「最も安い主要チェーン」というポジションを維持しているようです。
値上げの理由は各社共通で、国産米や牛肉の高値が長期化していることが主な要因になっています。
ただし松屋は、豚カルビ系メニューのように「高付加価値商品」を増やすことで、全体の単価アップを図る戦略も取っています。
これは「うっかり千円超え」と呼ばれる現象で、定食のダブルサイズなどを選ぶと1,000円を超えることもあるんです。
まとめ
松屋のネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼は、2011年の初登場から約14年で350円から690円へと、大きく価格が上昇してきました。
値上げの背景には、原材料価格の高騰や光熱費、人件費の上昇など、避けられない経済的要因があるようです。
しかし消費者の反応を見ると、厚切りへのリニューアルや柚子の追加など、価値の向上も同時に行われていることがわかりました。
値上げはたしかに家計への負担ですが、味やボリュームの満足度が高いため、多くの人が「これなら納得」と受け入れている様子です。
今後も原材料価格の動向次第では、さらなる価格改定の可能性もありそうですが、松屋がどのように価値を提供し続けるのか注目したいところです!