すき家の朝食で焼鮭を注文したら、思ったより高くてびっくりしました！
以前はもっと安かった気がするんだけど、実際どれくらい値上がりしているのか気になります。
特に2020年代に入ってからの値上げペースがすごいらしく、数年前と比べてかなり変わっているみたい。
この記事では、すき家の焼鮭メニューが過去から現在までどう変化してきたのか、値上げの理由や消費者の反応とあわせて見ていきます！
1. すき家の焼鮭メニューって今いくらなの？
2025年10月現在、すき家では複数の焼鮭メニューが提供されています。
メインとなるのは「鮭定食」と「焼鮭たまかけ朝食」の2種類。
鮭定食はごはん・味噌汁・焼鮭・おしんこ・のりがセットになった定番メニューで、ごはん並盛が600円、大盛が650円となっています。
一方、朝5時から11時まで注文できる「焼鮭たまかけ朝食」は、焼鮭・ご飯・味噌汁・生卵・小鉢・海苔がセットで、並盛が490円です。
旅館の朝ごはんみたいな盛り付けで、朝からしっかり栄養が摂れる内容になっているんですよね。
味噌汁には油揚げ、ネギ、わかめが入っていて、小鉢には豆とひじきが付いてきます。
ご飯は国産のコシヒカリやひとめぼれなど、厳選ブランド国産米を100%使用しているとのこと。
焼鮭単品での追加も可能で、コチラは290円で注文できます。
他にも「焼鮭まぜのっけ朝食」という商品があり、並盛は540円で提供されているようです。
2. 過去の価格はどう変わってきた？
すき家の焼鮭メニューの価格推移を知るには、ベースとなる「たまかけ朝食」の変遷を見るのが分かりやすいです。
このメニューは焼鮭を除いた基本の朝食セット。
価格の変化がハッキリ記録されているんです。
具体的な推移を見てみると、2001年から現在まで何度も改定が行われてきました。
たまかけ朝食の価格推移ですが、
1. 2001年4月～ 280円
2. 2012年5月～ 200円（大幅値下げ）
3. 2014年4月～ 216円（消費税8%への増税）
4. 2015年4月～ 220円
5. 2016年11月～ 250円
6. 2021年12月～ 280円
7. 2023年2月～ 290円
8. 2024年11月～ 300円
9. 2025年3月～ 320円
このような変化をたどっています。
2012年に一度200円まで値下げされていたことが分かりますね！
その後は少しずつ上がっていき、特に2021年12月以降の値上げペースが激しくなりました。
わずか3年ちょっとで250円から320円へと、約60%も値上がりしています。
焼鮭付きのメニューは、このベース価格に焼鮭単品290円が加わる形になるため、さらに高額になるわけです。
2011年頃の情報では「とん汁・鮭定食（ご飯ミニ）」が440円で提供されていた記録もあります。
現在の鮭定食並盛が600円なので、約10年で160円ほど上がったことになりますね。
2012年の200円時代が最安値で、そこから徐々に値上げされてきました。2021年以降は毎年のように価格改定が行われ、消費者の負担が増えている状況です。
3. なぜこんなに値上げされているの？
すき家が値上げを繰り返している理由は、複数の要因が重なっているためです。
まず挙げられるのが原材料費の高騰。
特に国産米の価格上昇が大きく影響しています。
すき家では国産のコシヒカリやひとめぼれなど、厳選ブランド米を使用しています。
このため、米価上昇の影響を受けやすいんです。
次に人件費の上昇があります。
最低賃金の引き上げや人手不足による時給アップが、店舗運営コストを押し上げている状況です。
さらに光熱費・エネルギーコストの増加も無視できません。
電気代やガス代の高騰は、飲食店にとって大きな負担となっているようです。
主な値上げ要因をまとめると、
・原材料費の高騰（国産米、鮭など）
・人件費の上昇
・光熱費・エネルギーコストの増加
・物流費・配送費の高騰
・包材費の上昇
これらが挙げられます。
こうした要因が改善されない限り、今後も値上げの可能性は十分にあると言われています。
2014年以降、すき家は「牛丼並盛だけ据え置き」という戦略をとってきました。
しかしそれ以外のメニューは容赦なく値上げされてきた歴史があるんです。
4. 消費者の反応はどうなの？
すき家の値上げラッシュに対して、消費者からは賛否両論の声が上がっています。
肯定的な意見としては「この価格でこの満足度は嬉しい」「旅館の朝ごはんみたいで良い」といった、コスパの良さを評価する声もあるんです。
たしかに焼鮭たまかけ朝食490円は、コンビニ弁当と同程度の価格帯ですからね。
一方で、頻繁な値上げに対する不満の声も少なくありません！
特に2025年3月に異物混入問題が発覚してからは、客数が6か月連続で前年割れとなる事態になっています。
「値段が上がり続けて、もう気軽に行けなくなった」「昔はもっと安かったのに」という声も目立ちました。
値上げの影響が大きかったメニューを見てみると、
- 2014年まで380円だった牛丼サラダセットが650円に
- サラダセットの追加料金が10年で100円から200円へ倍増
- 朝食メニューも2021年以降急激に値上げ
このような状況です。
「値下げして客の顔色を伺いつつ、異物混入問題が風化するまで時間稼ぎをしている」という厳しい見方もあるようです。
2025年10月現在も、クーポンで朝食商品を50円引きにするキャンペーンを実施中ですが、根本的な価格への不満は解消されていない様子。
5. 他のチェーンと比べてどうなの？
大手牛丼チェーンの朝食価格を比較すると、すき家は比較的リーズナブルな部類に入ります。
各チェーンの鮭系朝食メニューで一番安いものをピックアップしてみました。
各チェーンの最安値朝食メニューは、
・すき家 焼鮭たまかけ朝食（並盛） 490円
・なか卯 銀鮭朝食（並盛） 440円
・松屋 “炙り”焼鮭朝定食 680円
・吉野家 焼魚定食 530円
このようになっています。
なか卯が最も安く、松屋が最も高い結果となりました。
ただし、松屋はイートインの場合みそ汁が無料で付いてくるため、トータルではおトクという見方もあります。
吉野家の牛鮭定食は1997年から販売されている歴史あるメニューで、現在も人気を保っているんです。
すき家の焼鮭朝食490円は、価格帯としてはなか卯に次ぐ安さ。
コンビニ弁当と同程度の価格帯になってきていますが、温かいご飯と味噌汁が付いてくることを考えれば、まだまだ魅力的と言えるかもしれません！
まとめ
すき家の焼鮭メニューは、特に2021年以降の値上げラッシュで大きく価格が上昇しています。
2012年には200円だったベースメニューが、2025年には320円になり、焼鮭を含めた定食は600円前後という価格帯になりました。
原材料費や人件費、光熱費の高騰が主な理由とされていますが、消費者からは複雑な反応が寄せられている状況です。
それでも他チェーンと比較すれば、すき家の価格設定は決して高すぎるわけではありません。
旅館の朝ごはんのような満足感があると評価する声もあり、価格と満足度のバランスをどう考えるかは人それぞれですね。
今後も物価高が続く中、外食チェーンの価格動向から目が離せません！