すき家のうな丼、久しぶりに注文したら「あれ、こんなに高かったっけ?」と感じました!
かつてはワンコインで楽しめる手軽なメニューだったうな丼が、今では1,000円近い価格に。
この価格変動には、ウナギを取り巻く環境の大きな変化が影響しているんです!
1. すき家のうな丼は最初いくらだった?
すき家がうな丼の販売を本格的に開始したのは2007年でした。
当時の価格は並盛で550円からのスタート!
牛丼チェーンがウナギメニューに参入したのは、夏の土用の丑の日需要を取り込む狙いがあったようです。
個人経営のうなぎ屋では1,000~2,000円というのも珍しくない中、その半分程度とあって話題になりました。
サラリーマンが列をなして待つこともあれば、土用の丑の日には持ち帰り用の弁当販売が急増するなど、人気となっていたんです。
2. 2010年代の大幅値上げはなぜ起きた?
2010年まではうな丼並盛の価格を550~580円の水準にとどめていました。
ところが、2011年には一気に100円値上げし680円に、2012年はさらに100円値上げして780円になったんです!
この背景にあるのが、うなぎの稚魚の不漁によるうなぎ価格の高騰です。
1. 2011年…680円(100円値上げ)
2. 2012年…780円(さらに100円値上げ)
3. 2013年…780円(据え置き)
こうした値上げは、原材料費の上昇を反映したものでした。
2018年頃には歴史的な不漁となりました。通常1kg(約5,000匹)109万円だったシラスウナギの平均取引価格が、一部で1kg400万円以上で取り引きされたとの報道もあったんです。
3. 2014年以降の価格変動は?
2014年には740円+税(税込799円)で販売されました。
前年より若干の調整が入った形です。
2023年には並盛が950円となり、2024年3月も同じく950円で提供されていました。
そして2025年4月からは980円となり、10月現在もこの価格が続いています。
この約18年で、初期の550円から980円へと約1.8倍に上昇したことになります!
すき家では期間限定メニューとしてうな丼を提供することが多く、販売期間は主に春から夏にかけてとなっているようです。
4. 値上げの主な理由は?
すき家のうな丼値上げには、複数の要因が絡んでいます。
最大の要因はシラスウナギ(ウナギの稚魚)の不漁でした。
ニホンウナギの養殖には100%天然のシラスウナギを使うため、天然資源に100%依存しているんです。
- シラスウナギの歴史的な不漁
- 養殖ウナギの仕入れ価格高騰
- 人件費や光熱費などの運営コスト上昇
注目すべきは、2025年はシラスウナギが5年ぶりの豊漁だったことです。
しかし価格は高止まりしており、流通過程の価格交渉が影響しているのではないかと分析されています。
5. 消費者の反応はどうだった?
価格が上がるにつれて、消費者からはさまざまな声が上がっています。
「手軽に食べられるのが魅力だったのに」という声がある一方で、実際に食べた人の多くはうなぎの質に高評価をしているんです!
「ウナギの身がふっくらしている」ことに満足感を得ている人が多いようでした。
1. 価格の上昇に驚く声
2. それでも専門店より安いと評価する声
3. ふっくらとした蒲焼の質を高く評価する声
4. 子どもから大人まで幅広い世代に人気
アンケート調査では、50人の利用者のうち不満に感じている人はゼロという結果も出ています。
味については「とても満足」「満足」という評価が大半を占めたようです。
6. 他の牛丼チェーンと比べてどう?
2024年時点での比較では、すき家のうな丼並盛は950円でした。
・すき家…950円
・なか卯…950円
・松屋…980円
・吉野家…1,207円
という価格設定だったようです。
外食チェーンのうな丼評価では、すき家は鰻蒲焼きの大きさや厚みもしっかりあり、ごはんとタレの美味しさで高い評価を得ています。
専門店と比べれば手頃な価格で、牛丼チェーンの中でも比較的リーズナブルな設定を維持しているんです。
まとめ
すき家のうな丼の価格推移を見てきましたが、この約18年で550円から980円へと大きく変化しました。
シラスウナギの不漁という根本的な問題に、人件費や光熱費などの運営コスト上昇が重なっています。
2025年は稚魚が豊漁だったものの、価格は高止まりしている状況のようです。
それでも消費者からの味の評価は高く、専門店と比べれば手頃な価格で楽しめるメニューとして愛され続けています!
たまの贅沢として、味わって食べたいですね!