すき家の豚丼、気づいたらまた値段が上がってる!
2021年に復活した豚丼ですが、わずか数年で価格が大きく変動しています。
牛丼と同じく、原材料費の高騰や配送コストの上昇などの影響を受けて、何度も価格改定が行われてきました。
一体どれくらい値上がりしたのか、その歴史を振り返ってみると面白いです!
1. 豚丼は2021年に復活したメニュー?
すき家の豚丼は、2021年9月15日に復活した商品です。
それ以前にも販売されていた時期がありましたが、2009年頃に一度休止されていました。
牛丼や横濱カレーと並ぶ新定番として、満を持しての再登場となったんです。
復活時の並盛価格は税込380円でした。
当時の牛丼並盛が350円だったので、牛丼より30円高い設定です。
厳選した豚肉を豚丼専用の特製ダレで煮込んだ商品で、醤油ベースのタレに針生姜を加えたさっぱりとした後味が特徴でした。
- 豚肉のじゅわ~っとした旨みと甘み
- 特製ダレがしっかり染み込んだ柔らかい食感
- ビタミンB1が豊富で栄養バランスも良好
トッピングも自由にカスタマイズできて、キムチやチーズなど様々なバリエーションが楽しめます。
2. 復活からわずか3ヶ月で値上げ?
復活した豚丼ですが、2021年12月23日にはさっそく値上げが実施されました。
並盛は380円から400円へ、20円の値上げです。
復活からわずか3ヶ月という、かなり短期間での価格改定となりました!
この時は豚丼だけでなく、牛丼も同時に値上げされています。
牛丼並盛は350円から400円へ50円アップし、豚丼と牛丼が同じ400円という価格に統一されたんです。
原材料価格や原油価格の世界的な高騰が理由として挙げられました。
値上げの主な要因は以下の通りです。
1. 米国産牛肉をはじめとする食材費の上昇
2. 配送費や包材費の増加
3. IT関連費用や店舗維持費の高騰
こうした複数のコストが同時に上昇したことで、価格改定に踏み切らざるを得なかったようです。
3. 2024年には更に値上げが続いた?
2024年に入ると、すき家は複数回の値上げを実施しています。
4月には牛丼並盛が400円から430円に値上げされました。
さらに11月には450円まで上昇し、年に2回の値上げという厳しい状況だったんです。
牛丼と同じ価格帯で販売されていた豚丼も、同様に価格改定の影響を受けたようです。
この時期の値上げラッシュは、牛丼業界全体に広がっていました。
吉野家や松屋も相次いで価格を引き上げており、外食産業全体がコスト増に直面していた時期です!
円安の影響で輸入食材の価格が上昇し、人件費や光熱費も高止まりしていました。
消費者からは「牛丼が高級品になってきた」という声も聞かれるようになります。
10年前には並盛が200円台だった時代を知る人からすると、隔世の感がありますね。
4. 2025年には牛丼の値下げが実施される?
びっくりですが、2025年9月4日午前9時からすき家は値下げを発表しました。
牛丼並盛は480円から450円へ30円の値下げとなります!
これは2014年以来、なんと11年ぶりの価格引き下げです。
1. 牛丼並盛:480円→450円(30円値下げ)
2. 牛丼ミニ:430円→390円(40円値下げ)
3. 牛丼大盛:680円→650円(30円値下げ)
4. 牛丼特盛:880円→850円(30円値下げ)
この値下げにより、すき家は牛丼業界で最も安いチェーンとなります。
松屋が460円、吉野家が498円という中で、450円という価格は競争力がありますね!
物価高と円安が続く中での値下げはリスクもありますが、集客増加によるシェア拡大を狙った戦略のようです。
5. 値上げの理由は何だったの?
すき家が値上げを繰り返した主な理由は、複合的なコスト上昇です。
特に大きな影響を与えたのが、米国産牛肉をはじめとする食材費の高騰でした。
世界的な原材料価格の上昇に加え、原油価格の高騰も配送コストを押し上げたんです!
人件費の上昇も無視できない要因となっています。
最低賃金の引き上げや人材確保のための待遇改善が、経営コストを増加させました。
電気代などの光熱費も、エネルギー価格の上昇により大幅に増加しています。
食材費・配送費・人件費・光熱費・包材費・IT関連費用・店舗維持費など、ホントに全てのコストが同時に上昇したことが値上げの背景にあります。
すき家側は「商品の品質維持と安定供給を図るため」と説明しており、安易な値上げではないことを強調しています。
6. 消費者の反応はどうだった?
値上げに対する消費者の反応は、複雑なものでした。
「仕方ない」と理解を示す声がある一方で、牛丼の安さが売りだったのにという残念な声も多く聞かれます。
特に2021年12月の値上げ時には、復活からわずか3ヶ月での値上げに驚きの声が上がりました!
SNSやレビューサイトでは、価格と量のバランスについての議論が活発です。
「400円超えるなら他の選択肢も検討する」という意見や、「それでも手軽で美味しいから利用する」という肯定的な意見もありました。
物価全体が上昇している中で、外食の価格感覚が変化してきているようですね。
2025年の値下げ発表には、歓迎する声が多数見られました。
久しぶりの値下げということで、「また気軽に行けるようになった」という喜びの反応が目立ちます。
「この時代に逆行して値下げは人気が上がる」といった前向きなコメントも聞かれました!
まとめ
すき家の豚丼並盛は、2021年の復活時380円からスタートし、わずか3ヶ月で400円に値上げされました。
その後も段階的に値上げが続き、一時期は牛丼と同じ価格帯まで上昇しています。
値上げの背景には、食材費・配送費・人件費など複合的なコスト上昇がありました!
2025年には牛丼の値下げが実施され、外食業界に新しい動きが見られるようになりました。
消費者の反応は複雑ですが、値下げの発表には歓迎の声が多く聞かれています。
調べてみると、外食産業全体が直面している課題が見えてきて、なかなか面白かったです!