トイレを使った後、トイレットペーパーがきれいに三角折りになっているのを見かけたことがあります!
ホテルやレストランのトイレで見ると、なんだか丁寧な印象を受けますよね。
でもふと気になったのが、この三角折りって節約になるのかな?という疑問です。
そこで調べてみたところ、意外な事実が判明しました!
1. 三角折りのホントの意味は何?
トイレットペーパーの三角折りは、実は清掃完了のサインとして使われているものなんです。
ホテルや商業施設などで清掃スタッフが「掃除が終わりましたよ」という合図として始めたのが由来とされています。
次にトイレを利用する人に対して、視覚的に清掃完了を知らせることができるんですね。
1968年に「ホテル法華」がユニットバス導入と同時に始めたという説があります。
つまり、三角折りは節約のためではなく、清掃員さんと利用者の間のコミュニケーション手段だったわけです。
2. 節約効果はあるの?
三角折りに節約効果はほとんどありません。
一部では「紙の無駄遣いを防止する効果がある」という意見もあるようですが、これは思いやりの心を育てるという精神的な側面が大きいです。
むしろ三角折りを作る際に少し余分に紙を引き出す必要があります。
かえって使用量が増える可能性もあるんですね。
トイレットペーパーの使用量は、折り方よりも一回の使用でどれだけ引き出すかによって決まります。
3. 最近は三角折りが不衛生とされている?
実は近年、三角折りは衛生面で問題があるとして、やめる動きが広がっています。
用を足した後の手を洗っていない状態で三角折りにすると不衛生です。
ペーパーに菌が付着してしまう可能性があるんですね。
ある病院では「トイレットペーパーを三角折にしないでください」という張り紙が話題になったこともありました。
主な問題点としては、
1. 手を洗う前に触ることで菌が付着する可能性
2. 次の利用者の手に菌が移るかもしれない
3. 次の人に菌が移る心配
4. 衛生面での問題
こういった理由から、衛生面を気にする人が増えているんですね。
アンケート調査では、7割弱の人が三角折りを不潔に感じているという結果も出ています。
「汚いので破って捨てる」という人が3割強もいたそうです。
4. 一般利用者が三角折りするのはマナー違反?
清掃スタッフ以外の利用者が三角折りにすることは、実はマナー違反とされています。
三角折りは「お掃除が済みました」というサインなので、掃除を担当する方以外がするのはかえっておかしいんですね。
「次の人が使いやすいように」という親切心でやっている人も多いと思います。
でも逆に品性を疑われてしまうかもしれません。
良かれと思って行っていた行動が、実はNG行為だったということです。
5. どうすればいいの?
トイレを使った後は、トイレットペーパーをそのままにしておくのが正解です。
わざわざ三角折りにする必要はありません。
もし清掃員さんが三角折りをするのであれば、手を洗ってから行うのがいいでしょう。
トイレットペーパーはそのままにしておく。三角折りは清掃スタッフの仕事であり、一般利用者がする必要はない。
最近では、自動で三角折りをしてくれる機能を持つトイレットペーパーホルダーも登場しています。
使う長さだけ引き出すことで自動でペーパーのカットと三角折りをしてくれます。
人の手が触れないので衛生的なんですね。
まとめ
トイレットペーパーの三角折りは節約になるのかと思って調べてみましたが、実際には節約効果はほとんどないことが分かりました。
それどころか、衛生面での心配があるため、最近では避けられる傾向にあるんですね。
三角折りは清掃完了のサインであって、一般利用者がするものではないというのが驚きでした。
今後はトイレを使った後、余計なことをせずそっとしておくのが一番だなと思いました!