すき家の牛丼メガが1,000円を超えたというニュースを見て、驚きました!
以前は780円くらいで食べられた記憶があるのですが、いつの間にかこんなに高くなっていたんですね。
調べてみると、ここ数年で段階的に値上げが繰り返されていることがわかりました。
牛丼と言えば安くてお腹いっぱいになれる定番メニューだったのに、時代の変化を感じます!
1. 牛丼メガの価格は8年間でどれくらい上がったの?
すき家の牛丼メガは、2017年11月から2025年3月までの約8年間で、730円から1,030円まで値上がりしています。
この間に行われた主な価格改定を振り返ってみると、かなり頻繁に値上げが実施されていたことがわかります。
最初の大きな値上げは2017年11月でした。
この時は730円から780円へと50円アップしています。
理由は米国産牛肉の高騰です。
牛丼用部位の価格が前年同期比で42%も上昇していました。
その後2021年12月には、世界的な原材料価格・原油価格の高騰を受けて780円から850円へ70円値上げされています。
2023年2月には850円から880円へ30円の値上げ。
2024年4月には880円から930円へ50円アップとなりました。
主な価格改定をまとめると以下の通りです。
1. 2017年11月 730円→780円(50円値上げ)
2. 2021年12月 780円→850円(70円値上げ)
3. 2023年2月 850円→880円(30円値上げ)
4. 2024年4月 880円→930円(50円値上げ)
5. 2025年3月 980円→1,030円(50円値上げ)
こうして見ると、約8年間で合計300円も高くなっているんです。
毎年のように値上げが続いていた印象ですね。
2. なぜこんなに値上げが続いているの?
すき家が値上げを繰り返している背景には、複数の要因が重なっています。
最も大きな要因は原材料費の高騰でした。
2017年の値上げ時には米国産牛肉の価格が前年同期比で42%上昇。
米の価格も9%上昇していました。
また、2021年の値上げでは世界的な原材料価格と原油価格の高騰が理由とされています。
コロナ禍の影響もあり、物流コストが大きく増加したんです。
人件費の上昇も見逃せない要素になっています。
2017年時点でパート・アルバイトの募集時平均時給が前年同期比で2.2%上昇しており、店舗運営のコストが増加していました。
さらに2023年以降は、光熱費、配送費、包材費なども上昇。
複合的なコスト増が価格に反映されているんですね。
2025年3月の値上げでは、国産米や牛肉の高値が長期化していることが背景にあると説明されています。
1. 牛肉や米などの原材料価格の高騰
2. 人件費(パート・アルバイト時給)の上昇
3. 原油価格の上昇による配送費増加
4. 光熱費や包材費などのコスト増
3. 2025年に値下げもあったってホント?
実は2025年には値上げだけではなく、値下げの動きもありました。
2025年3月に牛丼並盛が450円から480円へ値上げされたばかりでしたが、9月4日には再び450円へと値下げされたんです。
この値下げは11年ぶりの出来事で、業界でも注目を集めました。
すき家は値下げの理由について「物価高により実質賃金の上昇は依然として限定的な経済環境の中、すき家の牛丼を多くのお客様により手頃な価格でお楽しみいただきたい」と説明しています。
並盛のほか、ミニは40円値下げの390円、大盛りと特盛も30円値下げされました。
並盛は480円→450円、大盛りは680円→650円、特盛は880円→850円となっています。
ただし、中盛りとメガは価格改定が行われず、据え置きとなっています。
メガは1,030円のまま変わっていないんですね。
2025年10月現在もこの価格が維持されています。
4. 消費者の反応はどうだったの?
値上げが続く中で、消費者からはさまざまな声が上がっています。
2021年12月の大幅値上げ時には「デフレ価格もうもたない」という見出しで報道され、牛丼チェーン各社が相次いで90円前後の値上げを実施したことが話題になりました。
牛丼メガが1,000円を超えたことについては、かつて「安くてボリュームたっぷり」というイメージだった牛丼が高級品になりつつあるという指摘もあります。
10年前は牛丼並盛が200円台で食べられた時代もあったんです。
それが今では400円台後半となり、メガサイズは1,000円超えという状況になっています。
一方で、2025年9月の値下げについては肯定的な反応が多く見られました。
値上げラッシュが続く中での値下げだったため「また値上げか…と思ったら値下げだった」という驚きの声もありました。
10年前は牛丼並盛が280円で提供されていた時期もありました。現在の価格と比較すると、約1.6倍に上昇しています。
ただメガが据え置きになったことで「大盛りサイズの人だけおトクになった」という声や、並盛だけ安く見せる手法に対する批判的な意見もあったようです。
まとめ
すき家の牛丼メガは、2017年の730円から2025年には1,030円まで、約8年間で300円も値上がりしていることがわかりました。
原材料費の高騰、人件費の上昇、エネルギーコストの増加など、複合的な要因で値上げが繰り返されてきたんですね。
2025年9月には並盛などの一部サイズで値下げも実施されましたが、メガは据え置きのまま。
かつての「安くて大盛り」というイメージから、牛丼も少しずつ変わってきているのかもしれません。
それでも国産米100%を使用するなど、品質へのこだわりは続いているようです!