夏も冬もエアコンが手放せない生活だけど、たった1℃の設定温度の違いで電気代が大きく変わるらしいです。
正直、設定温度なんて適当に決めていたけど、調べてみたら予想以上に差が出ることが分かりました。
年間で数千円の節約にもつながるみたいなので、これは見逃せません!
1. 設定温度を1℃変えるとどれくらい節電できる?
エアコンの設定温度をたった1℃調整するだけで、消費電力が大きく変わるんです。
環境省や省エネルギーセンターのデータによると、冷房時に設定温度を1℃上げた場合の効果が出ています。
約10~13%の消費電力が削減できるとされているんです。
暖房時も同様で、設定温度を1℃下げることで約10%の省エネ効果が期待できます。
この数字だけ見ると「たった10%?」と思うかもしれません。
でも、エアコンは家庭の電気代の中でもかなりの割合を占めているんです。
月の電気代が12,000円の場合を考えてみましょう。
そのうちエアコンが約34%、つまり約4,080円を占めているとします。
10%削減できれば月408円の節約です。
3か月で約1,224円になります。
ちなみに、外気温と室温の差が大きいほど、エアコンは多くのエネルギーを使うんです。
だから設定温度を少し緩和するだけで、かなりの節電効果が生まれるわけです。
冷房時:設定温度を1℃上げる → 約10~13%削減
暖房時:設定温度を1℃下げる → 約10%削減
2. 具体的にいくら安くなるの?
実際の金額で見てみると、もっとイメージしやすいかもしれません。
月の電気代が1万円かかっている家庭の場合、設定温度を1℃調整するだけで約1,000円の節約になる計算です。
年間にすると、夏と冬を合わせて数千円以上の削減も可能になります。
2025年現在、電力料金は上昇傾向にあるため、節電の効果も大きくなっています。
6畳用の最新省エネモデルのエアコンを1日24時間、30日間運転した場合のコストも見てみましょう。
約4,800円~6,100円のコストがかかります。
節約金額の具体例ですが、
1. 冷房を27℃から28℃に上げた場合 → 月500円~1,000円の削減
2. 暖房を21℃から20℃に下げた場合 → 月400円~800円の削減
3. 年間を通じて設定温度を調整 → 3,000円~5,000円以上の節約
こんな感じで、ちょっとした工夫が積み重なっていくんです。
部屋の広さやエアコンの機種によっても変わるけど、基本的な考え方は同じです。
3. 環境省が推奨する温度って何度?
よく「冷房は28℃に設定しよう」って聞きますよね。
でも実はコレ、ちょっと誤解されやすいんです。
環境省が推奨しているのは「室温」であって、「設定温度」ではありません。
環境省のクールビズでは、冷房時の室温を28℃にすることを推奨しています。
暖房時は室温を20℃にすることが推奨されているんです。
これは快適性と省エネを両立できる温度として設定されたものです。
エアコンの設定温度を28℃にしても、日差しの当たり具合や部屋の断熱性能によって実際の室温は変わります。
だから大切なのは、温度計で実際の室温を確認しながら、快適に過ごせる設定を見つけることです!
1. 設定温度=エアコン本体で設定する温度
2. 室温=実際に部屋で測定した温度
3. 両者は必ずしも一致しない
4. 環境省の推奨は「室温」の目安
4. 冷房と暖房で節電効果に違いはある?
冷房と暖房では、若干ですが節電効果に違いがあります。
冷房時の方が若干高めで、設定温度を1℃上げると約13%の消費電力削減が見込めるんです。
一方、暖房時は設定温度を1℃下げると約10%の削減になります。
この違いが生まれるのは、外気温と室温の差が関係しているからです。
夏場の冷房は外気温35℃を28℃まで下げるのに対し、冬場の暖房は外気温5℃を20℃まで上げる必要があるわけです。
温度差が大きい分、エアコンがより多くのエネルギーを消費します。
特に暖房は消費電力が大きくなりがちなので、1℃の調整でも実際の電気代への影響は結構大きいです。
扇風機やサーキュレーターを併用すると、体感温度を下げられるので設定温度が高めでも涼しく過ごせます。
5. 設定温度以外で電気代を抑える方法は?
設定温度の調整以外にも、電気代を抑える方法はいくつかあります。
まず、エアコンのフィルターを定期的に清掃することです。
フィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、余計な電力を消費してしまうんです。
次に、室内に入り込む熱を防ぐ「遮熱対策」も効果的です。
窓ガラスに遮熱フィルムを貼ったり、外壁や屋根に遮熱塗料を塗ることで、室温が2~3℃下がるという事例もあります。
結果として、設定温度を無理なく上げられるようになるわけです。
工夫できるポイントをまとめると、
・フィルターを2週間に1回掃除する
・カーテンやブラインドで日差しを遮る
・サーキュレーターで室内の空気を循環させる
・風量設定は自動にする
こういった工夫を組み合わせると、さらに効果が高まります。
風量を自動に設定すれば、室温に応じて最適な風量に調整してくれるので効率的です!
まとめ
エアコンの設定温度を1℃変えるだけで、冷房なら約10~13%、暖房なら約10%の消費電力が削減できることが分かりました。
月1,000円前後、年間では数千円の節約になる可能性もあります。
環境省が推奨する28℃や20℃は「室温」の目安で、設定温度とは違うという点も重要なポイントです。
ただ無理に我慢して体調を崩したら本末転倒なので、快適さとのバランスを取りながら調整するのがベストです。
フィルター清掃や遮熱対策なども併用すれば、もっと効率よく節電できそうです。
たった1℃の違いだけど、積み重ねると結構大きいです!