トイレを流した後に「ちゃんと流れたかな」と不安になって、ついもう一度流してしまうこと、ありますよね!
私も時々、トイレの水の流れが弱いと感じて二度流ししてしまうことがあります。
でもふと、これって水道代が結構もったいないんじゃないかと気になったんです。
毎日のことだから、積み重なったら年間でどれくらいの金額になるのか計算してみることにしました!
1. トイレ1回で使う水の量はどれくらい?
トイレを二度流したときの水道代を知るには、まず1回あたりの水量を把握する必要があります。
トイレの種類によって使用する水量は大きく異なるんです。
1980年代から1990年代に主流だった旧型トイレでは、1回の洗浄で約13リットルもの水を使っていました。
一方、2000年代以降の節水型トイレなら約6リットル程度で済みます。
さらに最新の超節水型トイレになると、1回あたりわずか3.8リットルから4.8リットルで洗浄できるようになっています!
旧型トイレ(1980〜1990年代)は約13リットル、節水型(2000年代)は約6リットル、最新型(2010年代以降)は3.8〜4.8リットルです。
TOTOのネオレストシリーズなど最新モデルでは、10年前のトイレと比べて約3分の1の水量で済むようになっているそうです。
2. 水道料金はどうやって計算される?
水道料金の計算方法を理解しておくと、無駄な水の使用がどれくらいのコストになるのかわかりやすくなります。
水道料金は基本料金と従量料金を合わせた金額で、一般的には2か月ごとに請求されます。
従量料金は使用した水量1立方メートル(1,000リットル)ごとに計算される仕組みです。
地域によって料金は異なりますが、水道料金は1リットルあたり0.1円から0.4円程度が相場です。
平均すると0.2円くらいが目安になります。
さらに水道料金だけでなく下水道料金も加わるため、実際のコストはもう少し高くなります。
東京都の例では、水道料金と下水道料金を合計した金額が請求されるんです!
3. 二度流しで実際にいくら無駄になる?
それでは具体的に、二度流しをしたときの無駄な水道代を計算してみましょう。
旧型トイレ(13リットル)を二度流しすると26リットルの水を使います。
水道料金を1リットルあたり0.2円として計算すると、26リットルで約5.2円です。
下水道料金も含めると、1回の二度流しで約8円から10円程度のコストがかかることになります。
主なトイレタイプ別の二度流しコストは以下のとおりです。
・旧型トイレ:二度流しで約8〜10円
・節水型トイレ:二度流しで約4〜5円
・最新型トイレ:二度流しで約2〜3円
節水型トイレなら二度流ししても4円から5円程度、最新型ならさらに少なくて済みますね!
一見すると少ない金額に思えるかもしれません。
4. 年間で計算するとどれくらいの差?
毎日二度流しをした場合、年間でどのくらいの金額になるのか見てみましょう。
旧型トイレで毎日1回二度流しをした場合、1日10円として計算すると365日で年間3,650円です。
家族4人がそれぞれ週に数回二度流しをするような状況なら、年間で5,000円以上の無駄になる可能性もあります!
節水型トイレでも、毎日の習慣的な二度流しが続けば年間で1,500円前後の差が出てきます。
- 旧型トイレの場合、年間3,000円以上の無駄
- 節水型でも年間1,000〜1,500円程度の損失
- 家族全員なら影響はもっと大きくなる
この金額を高いと感じるかどうかは人それぞれですが、不必要な出費であることは確かですね。
5. なぜ二度流ししてしまうの?
そもそも、なぜ二度流しをしてしまうのでしょうか?
多くの場合、トイレの水流が弱いと感じることが原因です。
タンクから流れる水の量が少ないと、トイレットペーパーや汚物をしっかりと流せず、不安になって二度流ししてしまうんです。
また、大量のトイレットペーパーを一度に流そうとすると、水量が足りずに詰まりかけることもあります。
二度流しの主な理由は以下のとおりです。
1. タンクの水量が不足している
2. トイレットペーパーを使いすぎている
3. 排水管に汚れが溜まっている
4. 節水型トイレの水圧が弱い
こういった理由から、つい安心のために二度流ししてしまうことになります。
特に節水型トイレは少ない水量で流す設計のため、使い方によっては詰まりやすくなることもあるんです!
6. 二度流しを減らすにはどうすればいい?
二度流しを減らすための対策をいくつか紹介します。
トイレタンクの掃除を定期的に行うことが基本です。
タンク内に汚れが溜まると、流れる水量が少なくなってしまうんです。
トイレットペーパーの使用量を調整することも効果的です。
大量に使った場合は、小分けにして流すようにすれば詰まりにくくなります。
1. タンク内を定期的に清掃する
2. トイレットペーパーは適量を使う
3. 大量の場合は小分けにして流す
4. レバーを「大」でしっかり流す
節水を意識しすぎて「小」ばかり使うのも、かえって二度流しの原因になることがあります。
必要に応じて「大」でしっかり流すことも大切です!
古いトイレを使い続けている場合は、最新の節水型トイレへの交換を検討するのも一つの方法です。
まとめ
トイレの二度流しによる水道代の無駄は、1回あたり2円から10円程度でした。
旧型トイレほど水量が多いため、無駄になる金額も大きくなります。
年間で見ると数千円の差になる可能性もあるので、習慣的な二度流しは見直してみる価値がありそうです。
ただし衛生面を考えてホントに必要なときは、遠慮なく二度流しすればいいと思います。
大切なのは、不必要な二度流しを減らすことですね!