トイレの節水でペットボトルをタンクに入れる方法、聞いたことありますよね!
昔からある節水テクニックとして知られていますが、現在では推奨されていません。
調べてみると、むしろトラブルの原因になるとのこと!
1. ペットボトルを入れるとどんな問題が起きるの?
タンクにペットボトルを入れると、タンク内の部品に干渉してしまう可能性があります。
トイレのタンク内には水位を調整する部品や、水を流すための仕組みが複雑に配置されているんです。
ペットボトルは水に浮く性質があります。
そのため、タンク内で不安定な状態になるんですね。
浮力で動いたり位置がズレたりすることで、他の部品にぶつかってしまいます。
その結果、水が止まらなくなったり、逆に水が流れなくなったりすることも!
節水どころか、水漏れで水道代が高くなってしまうなんてことになりかねません。
2. 便器が詰まる原因になるってホント?
ペットボトルをタンクに入れることで、1回に流れる水の量が減ります。
一見、節水できているように思えますよね。
しかし、トイレは適切な水量で流すように設計されています。
水が足りないと、大便やトイレットペーパーがきちんと流れきらないんです。
流れ残りがあると、配管の途中で詰まりを起こす原因になります!
詰まってしまうと、専門業者を呼ぶ必要が出てきて、結果的に高くつくことに。
節水したつもりが、かえって出費が増えてしまうというわけです。
1. 1回の水量が不足する
2. 大便が完全に流れない
3. 配管内に残留物が蓄積
4. 詰まりが発生して修理が必要に
3. タンク内の部品が壊れることもあるの?
トイレタンクの中には、さまざまな部品が設置されています。
給水を調整する浮玉や、レバーとつながった鎖などです。
ペットボトルがこれらの部品にぶつかると、動作不良を起こすことがあるんです。
例えば、鎖にペットボトルが絡まって下がらなくなり、水が出しっぱなしになってしまうケースも報告されています。
部品が故障してしまった場合、修理費用が発生します。
節水のつもりが、高額な修理代を払うことになっては元も子もありませんよね。
トイレメーカー各社は、タンクに異物を入れることを推奨していません。取扱説明書にも、タンク内に物を入れないよう注意書きがあることがほとんどです。
4. 正しい節水方法はあるの?
ペットボトルを使わずに節水する方法は、ちゃんとあります。
最も基本的で効果的なのが、大小のレバーを使い分けることです。
具体的には、こんな感じで使い分けます。
・大レバー:大便を流すとき
・小レバー:小便だけのとき
こうした使い分けで水道代の節約になるんです!
意外と知らずに毎回大レバーを使っている人もいるようですが、これだけでもかなりの効果があります。
また、節水グッズとしてタンク内に設置できる専用の製品も販売されています。
これらはトイレの仕組みを考慮して作られているので、安心して使えますよ。
5. 節水型トイレに変えるのも選択肢?
トイレを大幅に節水したいのであれば、最新の節水型トイレへの交換を検討するのも一つの方法です。
最近のトイレは、少ない水で効率的に洗浄できるように設計されているんです。
従来型のトイレと比べると、使用する水の量が大きく減っています。
長期的に見れば、水道代の節約効果は大きいですね。
ただし、トイレ本体の交換には費用がかかります。
現在のトイレの状態や、長期的な節約効果を考えて検討するとよいでしょう!
6. なぜ昔はこの方法が広まったの?
ペットボトル節水法は、数十年前にテレビや雑誌で紹介されたことから広まりました。
当時のトイレは今ほど精密な作りではなかったので、ある程度は問題なく使えていたのかもしれません。
しかし現代のトイレは、部品が複雑になっています。
適切な水量で動くように精密に設計されているんですね。
昔は大丈夫だったからといって、今も大丈夫とは限りません。
ネット上には古い情報も多く残っているので、注意が必要です。
トイレに関する情報は、メーカーの公式サイトや、最新の情報を確認するようにしましょう。
まとめ
トイレのタンクにペットボトルを入れる節水方法は、部品の故障や詰まりの原因になるため、おすすめできません。
調べてみて、昔からある方法でも時代に合わせて見直す必要があるんだなと実感しました。
節水は大切ですが、正しい方法で行うことがもっと大切です。
大小レバーの使い分けや、専用の節水グッズを使うことで、安全に節水できます。
トイレを長く快適に使うためにも、メーカー推奨の方法を選びたいですね!