待機電力カットで年間いくら安くなる?コンセント抜くだけの節約効果!

電気代の明細を見るたびに、もう少し安くならないかなと思うことがある!

実は家電製品をコンセントに挿しているだけで、年間7,000円近くも電気代がかかっているという事実を知ったときは正直驚いた。

この見えない電気代の正体が「待機電力」で、上手にカットすれば年間3,000円以上の節約も夢じゃないらしい!

1. 待機電力って年間でいくらかかっているの?

待機電力とは、家電製品をコンセントに挿しているだけで消費される電力のこと。

リモコンで電源をオフにしていても、実は微量の電気が流れ続けているんです!

資源エネルギー庁のデータによると、一般家庭では年間228kWhもの待機電力を消費しているそうです。

これを電気代に換算すると、なんと年間で約6,900円~7,100円にもなります。

家庭の全消費電力量の5.1%を待機電力が占めているというから、意外と大きな割合ですね。

月々の電気代が10,000円の家庭なら、そのうち約500円~700円が待機電力による費用。

1年間で考えると結構な金額になることがわかります!

2. どの家電が待機電力を多く使っているの?

待機電力が多い家電製品にはランキングがあって、意外なものが上位に入っているんです。

資源エネルギー庁の調査では、待機電力の消費割合が最も高いのはガス温水器で19%を占めているそうです。

次いでテレビが10%、エアコンと電話機が8%という結果です。

待機電力が多い家電トップ5

・ガス温水器(19%)
・テレビ(10%)
・エアコン(8%)
・BDレコーダー(6%)
・温水洗浄便座(5%)

ガス温水器が1位というのは驚きかもしれませんが、電子パネルや温度センサーが常に作動しているため、実は多くの電力を消費しているんですね。

ただしガス温水器のプラグは頻繁な抜き差しを想定していないため、他の家電で対策するのがおすすめです!

3. 主電源をオフにするだけでどれくらい節約できる?

コンセントを抜かなくても、家電の主電源をしっかりオフにするだけで節約効果があります。

資源エネルギー庁のデータによれば、使っていない家電の主電源をオフにすることを徹底した場合、待機電力量は年間228kWhから184kWhに減少するそうです。

削減率は19%で、電気代にすると年間約1,200円~1,400円の節約になります!

これってつまり、リモコンで電源を切るだけじゃなくて、本体の主電源もちゃんと切るってこと。

テレビやエアコンなど、主電源スイッチがある家電は意識して切るようにすると効果的ですね。

4. コンセントを抜くと年間いくら節約になる?

さらに徹底して、使っていない家電のコンセントを抜く(または節電タップをオフにする)と、もっと大きな節約効果が期待できます!

プラグを抜くことを徹底した場合、待機電力量は年間116kWhまで削減でき、これは49%もの削減効果です。

電気代としては年間約3,000円~3,500円の節約になるという試算が出ています。

コンセントを抜いた場合の節約効果

1. 年間待機電力量:228kWh → 116kWh
2. 削減率:49%
3. 年間節約額:約3,000円~3,500円

年間7,000円かかっていた待機電力が、半分近くカットできるわけです。

ただし毎回コンセントを抜くのは面倒なので、節電タップを使うのが現実的な方法かもしれません!

5. 節電タップを使うメリットは?

コンセントをいちいち抜くのは大変だけど、節電タップなら簡単に待機電力をカットできます。

節電タップとは、スイッチで個別に電源をオン・オフできる電源タップのこと。

スイッチ1つで複数の家電の電源を切れるので、使わないときにサッと電源を落とせます。

価格も1,000円~2,000円程度で購入でき、年間1,000円以上の節約効果があるため、1~2年で元が取れる計算です!

テレビやレコーダー、オーディオ機器など、まとめて使う家電を1つの節電タップに接続しておくと便利。

就寝時や外出時にスイッチを切る習慣をつけるだけで、無駄な待機電力を大幅に削減できますね。

6. コンセントを抜くときの注意点は?

待機電力の削減は効果的ですが、安全に行うための注意点もあります。

まず絶対に守りたいのが、家電の電源を切ってからコンセントを抜くこと

電源が入ったままプラグを抜くと、家電が故障したり、トラッキング現象による火災のリスクが高まったりします。

トラッキング現象とは、コンセント周りに溜まったホコリと湿気によって発火する現象のことです。

また、頻繁に使う家電のプラグを毎回抜くのは、かえって家電の寿命を縮める可能性があるので要注意。

冷蔵庫やWi-Fiルーターなど、常時稼働が必要な家電はプラグを抜かないようにしましょう。

・家電の電源を切ってからコンセントを抜く
・頻繁に使う家電は無理に抜かない
・冷蔵庫など常時稼働の家電は対象外
・コンセント周りをこまめに掃除する

生活に支障が出ない範囲で、無理なく節電するのがポイントですね!

まとめ

待機電力って目に見えないけど、年間で6,900円~7,100円もの電気代になっていることがわかった。

主電源をオフにするだけでも年間1,000円以上、コンセントを抜けば3,000円以上の節約効果が期待できるというのは大きい!

節電タップを活用すれば、いちいちプラグを抜く手間もなく簡単に待機電力をカットできます。

テレビやレコーダーなど、待機電力が大きい家電を中心に対策すれば効率的ですね。

安全に注意しながら、できる範囲で待機電力の削減に取り組んでみるのもアリだと思った!