今のトイレって、昔のものと比べてずいぶん水の量が少なくなったらしい!
実は従来型のトイレだと1回の洗浄で約13リットルも使っていたのに対して、最新の節水型トイレなら3.8~6リットル程度で済むようになっているんです。
つまり、約3分の1まで水量が減っているということ。
これって相当すごい進化ですよね!
1. 従来型トイレの水量はどれくらい?
昔のトイレがどれくらい水を使っていたのか、まずはそこから見てみましょう。
2001年ごろまでの一般的なトイレは、1回の大洗浄で約13リットルもの水を使用していました。
13リットルって、2リットルのペットボトル6本分以上です!
2000年代以降は節水技術が進んで、それでも1回約8リットルの水を使用していたそうです。
・2001年ごろまで:約13リットル
・2000年代以降:約8リットル
こうして見ると、ちょっと前まではかなりの水量を使っていたんですね。
家族4人で1日何度も使うことを考えると、相当な量になります。
2. 最新の節水型トイレの水量は?
一方、最近の節水型トイレはどうなのか気になりますよね。
最新モデルでは大洗浄が4~5リットル程度で済むようになっています。
さらに技術が進んだ超節水型トイレになると、約3.8リットルで洗浄できるものまで登場しています!
メーカー別に見てみると、TOTOは最小で大3.8リットル・小3.0リットル、LIXILは大5リットル・小3.8リットル、パナソニックは大4.6リットル・小3.0リットルとなっています。
どのメーカーも従来型と比べると驚くほど少ない水量で洗浄できるように進化しているんです。
洗浄力を保ちつつ水量を減らすって、かなりの技術革新ですよね。
3. 節水率はどれくらいになる?
具体的な節水率を計算してみましょう。
従来型の13リットルと、最新の節水型3.8~6リットルを比較すると、節水率は約55~70%にもなります。
従来型(2000年以前):13リットル
節水型(2010年代以降):3.8~6リットル(節水率約55~70%)
超節水型(最新):3~4.8リットル(節水率約70~77%)
つまり、トイレを交換するだけで水の使用量を半分以下にできるということ。
これは水道料金の節約にも直結します。
昔の13リットルタイプと3.8リットルタイプを比べると、約75%の節水ができるという試算もあります。
4. 年間でどれくらい節約できる?
実際の節約効果はどうなのか気になりますよね。
家族4人(男性2人・女性2人)で、1人あたり1日に大1回・小3回使用すると仮定した場合、従来型トイレの1日あたりの水量は148リットルでした。
一方、節水型トイレなら1日あたり65.6リットルで済みます!
1. 1日あたりの節水量:約82リットル
2. 1か月あたりの節水量:約2,470リットル
3. 1年間の節水量:約30,000リットル
年間で約30,000リットルって、お風呂の浴槽約236杯分の水を節約できる計算になるんです。
水道料金に換算すると、年間で約11,000~14,000円の節約になります。
5. なぜそんなに少ない水で流せるの?
こんなに水量が少なくても、ちゃんと流れるのか不安になりますよね。
実は各メーカーが独自の洗浄技術を開発しているんです。
水流をコントロールする独自の形状で、少ない水量でも高い洗浄力を発揮できるようになっています。
1. 便器内面の形状を工夫して水の流れを最適化
2. 水流の勢いを高める技術
3. 汚れが付きにくい新素材の採用
4. フチなし形状で掃除しやすく
TOTOやリクシル、パナソニックなど主要メーカーは、それぞれ独自の技術で快適な洗浄力を実現しています。
ただし、古い排水管や勾配が不十分な環境では詰まりやすくなる場合もあるようです。
6. 水道代以外のメリットはある?
節水による水道代の削減以外にも、いくつかメリットがあります。
まず、環境への配慮という点が大きいですね。
年間30,000リットルもの水を節約できれば、水資源の保護にも貢献できます。
最近の節水型トイレは、新素材やフチなし形状を採用していて掃除がしやすくなっているモデルも多いんです。
汚れが付きにくい素材を使っているものもあって、日々のお手入れがラクになるのは嬉しいポイント!
さらに、省エネ設計で長期的におトク感があるため、リフォームや新築時のトイレ選びで高い人気となっています。
まとめ
調べてみて分かったのは、節水型トイレの進化がすごいということです。
従来型の約13リットルから、最新モデルでは3.8~6リットルへと約3分の1まで減少していました。
節水率にすると約55~77%で、年間30,000リットル以上の水を節約できるんです。
水道代も年間11,000~14,000円ほど安くなるというのは、家計にも優しいですよね。
環境にも財布にも優しい節水型トイレ、リフォームを考えるときには検討してみる価値がありそうです!