【値上げの歴史】松屋の創業ビーフカレーの価格推移!理由や反応

松屋のカレーは、気づけば価格が大きく変わっています!

実は2000年には290円だった松屋のカレーが、2025年現在では780円まで値上がりしているのです。

約25年で約2.7倍の価格になった計算です。

今回は松屋の創業ビーフカレーの価格推移を詳しく調べてみました!

1. 松屋のカレーは2000年に290円だった?

松屋のカレーは2000年当時、なんと290円で販売されていました

これは松屋の300店舗達成記念の結果です。

牛めしとともにカレーも値下げされました。

実はその前年までは450円で販売されていたオリジナルカレーを、2001年に290円へと大幅値下げしたのです。

当時は牛丼チェーンの価格競争が激しい時期でした。

松屋はこの低価格戦略で店舗数を拡大していったようです。

290円という価格は、ワンコインでお釣りがくる手軽さが魅力でした!

2. 2012年から2019年の価格変遷は?

2012年1月、松屋は「新オリジナルカレー」として価格を380円にリニューアルしました。

30円の値上げとなっています。

2014年3月には370円へと改定され、その後2022年5月には480円まで上昇しています。

この時期の価格推移をまとめると、次のようになります。

1. 2012年:オリジナルカレー380円で登場
2. 2014年:370円に価格改定
3. 2019年12月:創業ビーフカレー490円で定番化
4. 2022年5月:オリジナルカレー480円に

このように徐々に価格が上がっていった時代です。

特に2019年12月には創業ビーフカレーが490円で定番メニューとなり、従来のオリジナルカレー380円から110円高い価格設定になりました。

3. 2023年の大幅値上げで何が起きた?

2023年1月、松屋は大きな転換点を迎えます。

長年親しまれてきたオリジナルカレーの販売を終了しました。

そして創業ビーフカレーをリニューアルした「松屋ビーフカレー」を680円で発売したのです!

これは従来のオリジナルカレー480円から200円もの値上げとなりました。

消費者からは驚きの声が多く上がりました。

実質的な値上げではないか」という反応が広がったのです。

SNSでは「いつの間にか680円にまで値上がりしている」と話題になりました。

ただし、味については「その辺のカレー屋よりおいしい」「流石自信作だけあってうまい」と評価する声もあったのです。

2023年の値上げの背景

原材料費の高騰、光熱費、人件費、配送費、包材費などのコスト上昇が続いていたことが主な理由です。松屋は商品の質を維持しながら安定供給を図るため、価格改定に踏み切りました。

4. 2023年8月に値下げされた理由は?

680円という価格設定は消費者の反発を招いたようです。

わずか8ヶ月後の2023年8月29日、松屋は「新ビーフカレー」として580円に値下げしました

100円の値下げは異例の対応でした。

この値下げについて、一部では「ファン離れか」「残念な結果」と報じられています。

松屋はおトクな価格で顧客を取り戻す戦略に転換したようです。

味はマイルドでフルーティーな方向にリニューアルされました。

従来のスパイシーさは若干抑えられています。

5. 2024年から2025年の最新状況は?

2024年10月29日、松屋はオリジナルカレーを480円でレギュラーメニューとして復活させました。

多くのファンから復活を望む声が寄せられていたのです。

そして2025年6月には創業ビーフカレーが780円で期間限定販売され、好評を受けて2025年9月に正式にレギュラー化されました!

直近の価格変遷を見てみると、次のような動きがありました。

・2024年10月:オリジナルカレー480円で復活
・2025年6月:創業ビーフカレー780円で期間限定販売
・2025年9月:創業ビーフカレー780円でレギュラー化
・2025年4月:牛めしなど複数商品の価格改定実施

このように段階的にメニューが展開されています。

現在の創業ビーフカレーは780円で、チーズ創業ビーフカレーは980円、創業ビーフカレギュウは1,050円となっています。

2025年4月と8月には複数回の価格改定が実施され、原材料価格や人件費の上昇に対応しています。

  • 原材料価格の高騰
  • 光熱費の上昇
  • 人件費の増加
  • 配送費の上昇
  • 包材費などのコスト増加

6. 消費者の反応はどうだった?

価格推移に対する消費者の反応は複雑です。

2023年1月の680円への値上げ時には批判的な声が目立ちました

「高すぎる」「実質的な値上げだ」という反応が多かったのです。

一方で、味については「カレー屋よりおいしい」「チェーン店史上1番コスパいいかもしれん」という肯定的な評価もあったのです。

2023年8月の580円への値下げ時には、価格は歓迎されました。

しかし「前の方が良かった」という声もあったようです。

松屋のカレーは根強いファンが多く、価格だけでなく味の変化にも敏感な消費者が多いようです。

2025年の創業ビーフカレーレギュラー化については、期間限定時の人気を受けての判断でした。

比較的好意的に受け止められています。

まとめ

松屋の創業ビーフカレーは、2000年の290円から2025年の780円まで、約25年で約2.7倍に値上がりしました。

この間、原材料費や人件費などのコスト上昇が続き、松屋は何度も価格改定を実施してきたのです。

2023年の680円という価格設定は消費者の反発を招き、わずか8ヶ月で580円に値下げされるという異例の展開もありました。

現在は創業ビーフカレー780円とオリジナルカレー480円の2本立てで、選択肢を広げています。

価格は上がりましたが、松屋のカレーへのこだわりは今も変わっていないようです!